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第9話 レイの爆弾発言
「ご飯できたぞー」
「はーい」
私が台所に向かう。
「お風呂は?」
カイトが聞いた。
「沸くまでまだかかる・・・」
「じゃあ、先に飯にするか」
「マオー」
カイトが作った料理を居間に運ぶ。
「はい、これがマオの分」
「マオー」
マオが嬉しそうにカイトが作った料理を食べる。
「よし、俺たちも食おうぜ」
「うん」
両手を合わせて・・・
「いただきます」
・・・。
「ねえ、カイト」
「なんだよ」
食事中、レイが声をかけてきた。
「旅人さんのどこに惚れたの?」
「ぶふっー」
俺が口に入れていたご飯を吹いた。
「べ、別に惚れてねーし。変なこと言うな!」
俺はご飯を口にかきこんだ。
(顔が熱い・・・)
自分の顔が赤くなっていることが容易に予想できた。
「カイトが恋か・・・いいなー。私も運命的な出会いがしたい・・・」
「・・・」
俺は何も言わなかった。
下手なことを言わないようにもくもくとご飯を食べ続けるのだった。




