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魔法学校の悪役令嬢  作者: ああああいい
第17章 魂の転移編―前編―
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第4話 物語は続く

ベル「魂の転移――失敗です」


 ルナの体に戻ったベルが申し訳なさそうに言った。


ベル「ルナ、ごめんなさい。この十年の間にルナの魂が私の魔力と結びついてしまったみたいで……。私がもっと早く記憶を取り戻していれば……」


 ベルが己の後悔を口にする。


ルナ「ううん。いいんだよ、ベルちゃん。それに失敗して、ちょっと嬉しいんだ。もし、成功してたら私はもう魔法が使えなくなってたから……」


カイト「そうか。そうなるのか」


 魂を転移するにはルナの体の中にあるベルの魔力を全て人形に譲渡しなければならなかった。そうなると、当然ルナの体から魔力は消え、ルナは魔法使いから普通の女の子に戻ってしまう。


ベル「そうですね。確かにこのやり方じゃ仮に成功していても駄目でしたね。ルナ、二人で見つけましょう。ルナが魔力を失うことなく私が新しい体に移れるその方法を」


ルナ「うん! ありがとう、ベルちゃん」


 ベルの言葉にルナが嬉しそうな顔をした。


マオ「魂の転移は失敗しちゃったけど……」


レイ「二人の仲は、むしろ深まったみたいだね」


カイト「ああ、そうだな」


 魂の転移のリベンジは失敗に終わった。でも、これで終わりではない。


ベル「やっぱり、記憶を取り戻す前から取り組んでいたあの方法が一番可能性が高いと思うんです」


ルナ「うん、そうだね。成功率を上げるために魔法陣の改良を頑張らないとね」


 ベルとルナは、もう次の方法を模索していた。

 物語は続く。彼女たちが魂の転移を無事に成功させるそのときまで――



 第17章 魂の転移編。

 完。

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