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魔法学校の悪役令嬢  作者: ああああいい
第2章 壊れた少女編―前編―
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第7話 カイトと秘密基地

「傷口に薬草を塗って、包帯を巻いて・・・よし、これで治療終わり」

「マオー」


 魔物が体を私にこすりつける。

 どうやら、感謝の気持ちを伝えているようだ。


「ふふ、これくらいの傷ならすぐ治る・・・安心して」


 ガシャン。


 秘密基地の扉が開いた。

 入ってきたのは親友のカイトだった。


 ・・・。


「悪い。遅くなった」


 俺がレイに言った。


「今日は・・・もう来ないと思ってた」

「そんなわけないだろ。何があったってお前に会いに行くに決まって・・・あれ?そいつはなんだ?」


 俺はレイが抱えている魔物を見て言った。


「この子はマオちゃん。畑を荒らした悪い子」

「マオー・・・」


 マオが申し訳なそうに鳴いた。


「マオって・・・レイが名付けたのか?」

「うん。私がつけた・・・ナイスネーミング」

「マオー」


 マオは名前を気に入ったのか嬉しそうに鳴く。


「ナイスネーミングって、ただの鳴き声からとった名前じゃないか」

「某電気ネズミと一緒の命名方法・・・この子もきっと人気者になる」

「マオー」

「人気になってどうすんだよ・・・」


 レイはまた適当なことを言う。


「まあいいや。その魔物はどうすんだ」

「傷が治るまで面倒を見る」

「どれくらいかかる?」

「明日には治る・・・はず」

「それくらいなら、まあいいか」


 俺たちは一日だけ魔物の面倒を見ることに決まった。


「ふふ、パパからのお許しが出たよ・・・マオちゃん」

「マオー」

「誰がパパだよ・・・」


 レイのおままごとが始まってしまった。


「ちなみに私がママ」

「まあ、だろうな」

「マオー」


 マオは嬉しそうに走り回る。


「そいつもう足、治ってないか?」

「そうかも・・・でも、心配だから一日面倒を見る」

「了解」


 俺は魔物を抱える。


「レイに感謝しろよ。魔物に優しくしてくれるやつなんてそうそういないからな」

「マオー」


 マオが鳴きながらうなずいた。

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