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魔法学校の悪役令嬢  作者: ああああいい
第1章 偽りの少女編
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第1話 ヒーローと悪役

 ヒーローになるのが夢だった。

 強くてかっこいいヒーローに。


「正義の味方――ジャスティスマン参上!トウッ!」

「うわー、やられたー」


 幼いころは友達と一緒にヒーローごっこをして遊んでいた。


「えーと、次は俺が人質役で・・・レイが悪役な!」

「うん、分かった」


 かわりばんこでヒーロー役をやって・・・


「私、悪役やりたい!」

「えっ」


 その言葉に僕を含めた全員が驚く。


「さっきも悪役やっただろ?ヒーロー役はやらなくていいのか?」

「私、悪役が好きなの。他にやりたい人がいないなら私やりたい!」

「うーん。俺はいいけど・・・レイは変わってもいいか?」

「うん、いいよ」


 僕は彼女と配役を交代した。


「ふははっ、こい!正義の味方。私は悪党だぞ!」

「自分から悪党を名乗っちゃうんだ・・・」


 僕は彼女の言葉に苦笑いをする。


「ふふ、私はそんじゃそこらの悪じゃない!誇りを持った悪なのだ!」


 彼女が自信満々に胸を張る。


「この私――アリスは、世界に名をとどろかす悪になる女なのだ!」

「じゃあ、僕はそんな君を止めて一緒にボランティアでもしようかな」

「ボランティア!?なんで!?」

「無償での人助け・・・最高にヒーローだろ?」

「全然、ヒーローっぽくない!」


 僕の言葉にアリスが頬を膨らませる。


「ふふ、この世界の悪がみんなアリスみたいなかわいい子なら世界は平和になるのにね」

「かわいいじゃないの!悪は恐れられるものなの!」


 アリスが駄々をこねた。


「おーい、二人の世界に入ってないで早く始めてくれよー」

「はは、ごめんよ。カイト」


 僕は待ちぼうけを食らっていたカイトに謝った。


「それじゃ、始めようか」

「ふふ、こい!」


 パチンッ。


 僕は指を鳴らした。


「ヒーローショーの始まりだ」


 これはヒーローに憧れる僕――レイと。

 悪役が大好きな少女――アリス。

 二人の女の子の物語・・・


「おい、人質の俺を忘れるなって!」


 ・・・に平凡な男の子――カイトを加えた。

 三人の物語。

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