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魔法学校の悪役令嬢  作者: ああああいい
第14章 ヒーロー編―前編―
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第7話 私の嘘

ライト「君のお兄さんが……団長のオルガさん?」


ライトさんが驚きつつ困惑していた。


アン「ええ、オルガは私の兄です。驚いたでしょ?」


嘘である。

あの人は私の『兄』ではない。


アン「だから、私……兄の力になりたいんです」


これも嘘。

家を捨て、騎士になることを選んだあの人のことが大嫌いだった。


ライト「実は……僕に監視の任務を言い渡したのは団長なんだ」


アン「そうだったんですね。それなら、尚更手伝わなきゃ……大好きな『お兄ちゃん』のために!」


私は嘘を続ける。

あの人を利用し、ライトさんの心を揺れ動かさせる。


ライト「アン……分かったよ。一緒に団長……君のお兄さんのために頑張ろう」


ライトさんが私の協力を受け入れた。


アン「ありがとうございます。ライトさん」


私はお礼を言いつつ、ライトさんが私の申し出を受け入れてくれたことに安堵した。


『僕は――出来損ないのいらない人間なんだ』


『僕も……ベルクのように魔法使いになれるんじゃないかって』


私がライトさんの言葉を頭の中で反芻する。

ライトさんは……私と同じだった。

魔法使いの家に生まれたのに、魔法使いになれなかった人間。


アン「……私が助けてあげなくちゃね」


ライトさんに聞こえないように小声で呟いた。

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