第4話 白馬の正体は……
ルナ「この子はね。
ベルちゃんが呼び出した悪魔なの」
ルナが白馬をなでながら言った。
カイト「悪魔?」
レイ「対価と引き換えに、
人の願いを叶える危険な存在さ」
カイト「き、危険な存在!?」
レイの言葉に俺がビビる。
ルナ「大丈夫。そんな危険じゃないよ。
レイさん。
不安がらせるようなことを
言わないで」
ルナがレイをたしなめる。
ルナ「私を助けただけじゃないの。
この子はゾンビになった
みんなも治してくれたの」
カイト「スゲー、いい奴じゃん!
ありがたや~、ありがたや~」
俺が両手を合わせ、
白馬の姿をした悪魔を拝む。
生徒「う、う~ん。
あれ、ここは……?」
ちょうど、生徒が目を覚ました。
ルナの言った通り元に戻ったらしい。
良かった。良かった。
レイ「えいっ」
生徒「ぐはっ」
レイに殴られた生徒が気絶した。
カイト「何してんの!?」
レイ「悪魔との取引が
まだ終わってないからね。
終わるまで眠ってもらうことに
したんだよ」
カイト「だからって、急に殴るか!?
てか、魔法はどうしたんだよ!
山賊たちは魔法で
眠らせてただろ!」
レイ「残念にだけど、幻覚を見ている
ゾンビに睡眠魔法は効かない。
……ん?」
そこでレイが気付いた。
レイ「ごめん。
もうゾンビじゃないから効くね」
パチンッ。
レイが指を鳴らした。
生徒たち「ぐーぐー」
倒れていた生徒たちが
さらに深い眠りについた。
レイ「魔法をかけたから
生徒たちは当分起きないよ。
カイト、教えてくれてありがとう」
カイト「え、うん。どういたしまして?」
とりあえず、これ以上、生徒たちが
傷つくことはなさそうで俺は安心した。




