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第2話 アンと人形の少女
アン「いい写真がたくさん撮れました!」
私が喜びながら帰路につく。
王都の外で発生した魔物の大群。
そして、それと戦う衛兵と先生たち。
明日の記事の一面はこれで決まりです!
人形「ふふ、喜んでくれて良かったわ」
人形の少女が言った。
アン「はい!
教えてくれてありがとう
ございます!」
人形「私の方こそ運んでくれて
助かったわ。
自力で歩くと時間が掛かって
仕方ないもの」
人形の少女は私の肩に乗っていた。
スクープを教えてもらう代わりに
彼女を戦場まで運んだのだ。
人形「王都についたわね」
人形の少女が私の肩から飛び降りる。
人形「今日はありがとう。
また、スクープを見つけたら
教えてあげるわ」
喋って動く人形も十分スクープ
なのだが……。
でも、今は戦場での出来事の方が
優先である。
それに彼女とは協力関係を結んだ方が
色々と都合が良さそうだった。
アン「ありがとうございます……
あ、名前をお聞きしても?」
チェシャ「私はアリ……いえ、
チェシャよ」
アン「チェシャさんですね。
それでは、またいつか」
コケ「コケ~(またな)」
チェシャ「ええ、またね」
『パタパタ』
チェシャは小さな手を振りながら
王都の人混みの中に消えていった。




