第5話 走ってきたのは……
ゾンビ「ぐおおおお」
ゾンビが襲ってきた。
レイ「よっと」
ゾンビ「ぐえっ」
レイがみねうちでゾンビを気絶させる。
彼女がゾンビに噛まれてから三十分ほど。
その体に異常は見られない。
レイ「もしかしたら、本当にアリスの言う通り
僕にはゾンビへの抗体があったのかもね」
レイが笑いながら言う。
カイト「良かった……本当に良かった」
安心したせいか、俺の目から涙が零れ落ちた。
レイ「もう、泣かないでよ。カイト」
レイがそんな俺を見て笑った。
アリス「ふふ、レイちゃんがいれば
百人力ね」
レイ「ああ、任せてよ。
ゾンビなんてもう脅威でも……ん?」
レイが何かに気付く。
俺がレイの視線の方向に目を向ける。
すると、物凄い勢いでこちらに
向かってくる何かが見えた。
カイト「い、今まで走るゾンビっていたか?」
俺が二人に聞いた。
レイ「いないね……
それにやけに筋肉質のような……」
アリス「きっと、ゾンビも進化しているのよ!」
アリスが目を輝かせる。
レイ「アリスは今日も可愛いね」
そんなアリスを見て
レイが笑う。
カイト「そんなのんきなこと言っている場合か!
早く逃げないと……」
?「お~い!」
マッチョのゾンビが喋った。
カイト「ゾンビが喋った!?」
俺が驚く。
レイ「ゾンビっていうか……
あれ、ランドルフ先輩じゃないかな?」
ランドルフ先輩というのは、
入学式の日にレイと決闘した三年生の先輩だ。
ランドルフ「お前たち無事か~」
ランドルフ先輩が手を振りながら
こちらに近づいてくる。
ゾンビたち「ガブガブ」
全身をゾンビに噛まれながら……




