第7話 強さの秘密
ミサキ「ねぇ、ロイドくん……」
ロイド「なんですか?」
ミサキ「魔法学校の入学当初は
そこまでじゃなかったよね?
……どうやって、
そんなに強くなったの?」
私がロイドくんの強さの秘密を聞きました。
ロイド「別に……強くはなっていませんよ。
ただ……」
魔物「グガアアアーー!!」
矢を逃れた魔物がロイドくんに
襲い掛かりました。
『スッ』
そんな魔物の攻撃をロイドくんは
すんなりかわします。
ロイド「戦場で魔物と戦っているうちに……」
ロイドくんは魔物の猛攻をかわしながら……
気にした素振りもなく会話を続けます。
そればかりか……
魔物「グエッ!?」
魔物に足をかけ、転ばせます。
魔物「グガアアアーー!!」
起き上がった魔物は怒り狂い、
猛攻をしかけてきます。
けれど……とういうか、
やはり、ロイドくんは魔物を気にも留めず……
ロイド「……これだけだと、あれですよね。
コツとしては……自分からは攻撃を
しないことですかね」
会話を続行します。
ロイド「……少し魔物が増えてきましたね」
魔物A「グルルル」
魔物B「ガウゥー」
魔物が私たちを取り囲みました。
ロイド「ミサキ先輩。俺から離れ……
いえ、俺が離れますね」
ロイドくんが私から距離をとります。
魔物たち「グオオオオ」
魔物たちは私に目もくれず、
ロイドくんに襲い掛かりました。
魔物たちは舐めた態度を取っている
ロイドくんにご立腹のようです。
ロイド「そうですね……
よけているだけだとあれなので……」
そういうと、ロイドくんは魔物の攻撃を
素手で受け止め……そのまま受け流します。
魔物A「グルルルーー!!」
魔物の鋭い爪も……
魔物B「ガウゥーー!」
鋭い牙も……
ロイド「……このように、ときには
受け止めるようにします。
なぜなら……」
余裕綽綽に、素手でさばいていきます。
受け止める際に傷を負わないように
最小限の接触で。
それでいて……
魔物A「グエエエ!?」
魔物の勢いを利用して転ばせます。
けれど、そこで終わり。
反撃は決してしません。
魔物B「ガアアアア!!」
それがより一層、魔物たちを怒らせ……
冷静さを失った魔物たちは……
『ピカッ』
まばゆい光とともに、爆発しました。
魔法使いの爆破魔法です。
その中心にいたロイドくんは……
ロイド「よけてばかりだと……
よけれない攻撃がきたときに
死んじゃいますからね」
やはり、無傷でした。




