第6話 無数の矢
私はミサキといいます。
現在、戦場で転んでしまい
命の危機です。
ロイド「立てますか? ミサキ先輩」
私が魔法学校に通っていたころの
後輩であるライトくんが私に声をかけます。
ミサキ「あ、あ……」
私が恐怖で声にならない声を出します。
『ヒュー』
こうしている間にも、衛兵のみなさんが
放った無数の矢が上空から降り注いできます。
『ジョ~』
私の股下に生暖かい感触が広がっていきます。
私はまたもや失禁してしまうのでした。
……。
……………。
魔物「ぐぎゃあああ」
衛兵の放った大量の矢が
魔物たちを仕留めていきます。
このままでは、私たちも
魔物と同じ運命を辿ってしまいます。
ミサキ「ひ、ひぃ~」
私が泣きながらロイドくんにの足に
抱きつきます。
もう、上も下も大洪水です。
ロイド「……なんかめんどいな」
ミサキ「えっ」
ロイドくんが剣を……
腰につけていた鞘に戻しました。
……なんで?
そして、無数の矢が丸腰の私たちに向かって
降り注ぎます。
ミサキ「いやああああーーーー!!」
私が……死を覚悟しました。
……。
…………。
ロイド「もう、大丈夫ですよ。ミサキ先輩」
ミサキ「ふぇ?」
私が間の抜けた声をあげます。
ミサキ「矢は……?」
ロイド「とっくに降りやんでますよ」
辺りを見渡すと、
地面には大量の矢が落ちていました。
ミサキ「どうして、私たちは無傷なの?」
私がロイドくんに聞きます。
ロイド「守るって約束したでしょ?」
それは……理由になっていませんでした。
ミサキ「えっと、どうやってやったのかを
聞いたんだけど……
剣は鞘にしまってたよね?」
ロイド「あ~、剣を振るうのがめんどかったので
素手でさばきました」
……噓でしょ?
ロイドくんの言葉に私が絶句しました。




