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魔法学校の悪役令嬢  作者: ああああいい
第1章 偽りの少女編
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第10話 アリスとレイ?

 私はアリス。

 今は馬車でカイトの帰りを待っているわ。

 そして、そんな私に試練が訪れる。


「やきいもー、やきいもー」


 やきいもの屋台が馬車の前を通り過ぎていった。


「やきいもですって!?」


 私が反応する。


「いえ、ダメよ。アリス。眠っているレイちゃんをおいて買いに行けないわ」


 私がやきいもをあきらめる。


「やきいも・・・」


 私が悲しいを声を出す。

 すると・・・


 ヒヒーン。


 馬が鳴いた。


「なになに?レイちゃんは自分が見ておくから買いに行ってきなさいって?」


 私が馬の言葉を代弁する。


「ありがとう。ちょっと、行ってくるわ」


 私は馬に礼を言って馬車から離れた。


「おじさん。やきいもちょうだい」

「あいよ」


 屋台のおじさんができたてのやきいもをくれた。


「わー、うまそう」

「少しサービスしておいたよ」

「ありがとうございます!」


 私はおじさんに礼を言って屋台をあとにした。


「うーん。おいしい」


 私はやきいもをほおばる。


「残りはカイトが戻ってきてから三人で食べましょう・・・ん?」


 ローブを着た女性がいた。


(あれは魔法学校の魔法クラスの制服・・・)


 どうやら、私の通う学校の生徒のようだ。


「くんくん・・・おいしそうなにおい・・・」


 やきいものにおいにつられて生徒が私の方を見た。

 その顔は・・・


「レイちゃん!目を覚ましたのね!」


 私が友人のレイの元へと向かう。


「・・・?」


 なぜか、レイはきょとんとしていた。


(でも、レイちゃん。いつのまにローブなんて着たのかしら?)


 レイは魔法クラスと騎士クラスを兼任していた。

 そのため、制服は騎士クラスのものを買ったが魔法クラス用のローブも買っていた。


『魔法クラスに行くときは制服の上からローブを着ることにするよ』


 出発前にレイが言っていたことだ。


(初日は魔法クラスの方に出席するのかしら?)


 私が頭をひねる。


「あ、あの・・・」

「あら、ごめんなさい」


 考えている間に、レイが目と鼻の先にいた。

 あと、少しでキスしそうな位置まで近づいてしまった。


(あれ?レイちゃんって私よりふたまわり背が高かったよね?)


 私の目線と同じ高さにレイがいた。


(レイちゃん。背ちぢんだ!?)


 私が驚いていると・・・


「こ、こんなにかわいい子が私に話しかけて・・・イヒヒ」


 レイが嬉しそうに笑う。


(レイちゃんの笑い方って『イヒヒ』だったけ?)


 私が疑問を抱く。

 目の前のレイはどこかおかしかった。

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