番外編① ラノベを読む愛乃
番外編!です! 書籍③巻が昨日発売!
透が家に帰ると、愛乃がリビングのソファに座ってスマホを眺めていた。
夏服姿の愛乃は身体のラインがわかって、思わず透はどきりとする。胸の大きさが露骨に見て取れるし、熱いからか胸元を少しはだけていて、谷間も見えてしまっている。
名古屋は今日も37.5℃の猛暑日だったので、仕方ないのかもしれないけれど、透は気になってしまう。
愛乃は何かを熱心にスマホで見ている。珍しいな、と透は感じた。
愛乃は意外と文学少女で、まとまった時間があれば本を読んでいることが多い。あまりソシャゲとかはやらないタイプでもある。
何を見ているのだろう、と透は気になるが、それ以上に背後から胸の谷間をつい覗き込んでしまう。
ピンクのブラが軽く見えていて、透を悩ませる。
(さすがにいきなり背後から胸を触ったりしたら……怒られるかな?)
透は試してみたくなる。そんなことをしても、今の愛乃だったら許してくれそうだけれど。むしろ触ってくれて嬉しいまで言うかもしれない。
そのぐらい、愛乃と透の距離は近づいている。
だが、透が実行をためらっている間に愛乃の方が気づいたのか、透を肩越しに振り返る。
「あれ、透くん。帰ってきてたんだ?」
「う、うん」
愛乃の胸が軽く揺れ、透は視線で追ってしまう。愛乃がむうっと頬を膨らませる。
「いま、わたしのおっぱい、見てたでしょ?」
「ええと、見ていないと言ったら信じてくれる?」
「信じなーい」
くすくすっと愛乃が笑って言う。
透は「ごめん」と手を合わせる。
「別にいいよ。透くんなら……お風呂でいっぱい触られちゃったし」
「そ、そう?」
「見るだけじゃなくて触ってくれてもいいのに」
愛乃は立ち上がるとからかうようにささやく。透はどきりとさせられた。
照れ隠しに話題をそらしてしまう。
「スマホで何を見てたの?」
「え? そ、それはね……」
愛乃が顔を赤くする。自分のおっぱいを触ってもいい、なんていう痴女発言よりも恥ずかしいことなのだろうか。
透が愛乃のスマホの画面を見ると、小説投稿サイトの小説が開かれていた。
「これは……?」
「え、えっとね。ネット小説を読んでたの?」
「へえ、面白い? 俺にも教えてよ」
「う、うん……」
愛乃は恥ずかしそうに画面を見せる。
そこには『辺境武官レンリのハーレム大戦記 ~落ちこぼれ官吏は皇女も妃も幼馴染の女貴族も全員孕ませて、皇帝へと成り上がることにした~』なんてタイトルが表示されている。
「え、えっちなタイトルだね。愛乃さんもそういうの……読むの?」
「い、いつも読んでるんじゃないの! ただ、ちょっと気になっちゃって……」
愛乃の背後にはラノベの文庫本があることに気づく。それは赤髪のヒロインが胸を大胆に露出したラノベで、『異世界に転移したら、美少女皇女と結婚して皇帝になったので、のんびりハーレム生活を楽しみます。 ~可愛い皇女様やメイドの子たちを妊娠させることが、俺の仕事でした~』というタイトルらしい。
愛乃がとても恥ずかしそうにあわててそのエッチなラノベを手で隠した。
「こ、これはその……」
「愛乃さんもそういうエッチなのに興味あるんだ?」
「う、うん……わたしもこの子たちみたいに、透くんの赤ちゃん、妊娠したいなって思っちゃう」
愛乃は前かがみになり、わざとらしく胸の谷間を強調し、期待するように透を見つめた。
こうして透は愛乃から、おすすめのWEB小説やラノベを教えてもらったのだった。
<あとがき>
北欧美少女のクラスメイト、3巻が明日発売! 限界水着でご奉仕やびしょぬれホテルで休憩(意味深)など! 新キャラの銀髪美少女・真衣にも注目です!
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https://x.com/karuihiroF/status/1930201412081799670
新作も投稿中です! こちらも幼い女従者や幼馴染女貴族などとハーレム戦記!ですのでぜひ!
辺境武官レンリのハーレム大戦記 ~落ちこぼれ官吏は皇女も妃も幼馴染の女貴族も全員孕ませて、皇帝へと成り上がることにした~
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