合格発表とチート
そうして二日後、合格発表の板の前に群がる。
無事合格。各員の点数が張り出されていた。個人情報の概念がないから仕方ないといえなくはない。地歴の点数は104/200他がほぼ満点だったから助かったものの、なんにせよ入学しても四苦八苦するのが目に見える。
それにしても一段と目をひくのが、ナガサワの点数、地歴も完璧ながら点数配分がおかしいのが混じっていた、ナガサワの魔法実技1000/200。
まあ能力的なものはどこから手に入れたかはともかく、試験で計れるものではないがこれでは試験の意味がない。一度例外を許すと、″たが″が外れてしまう。
席次的には一番上のクラスにはギリギリつけたが進級時にはどうなることか。取り敢えず合格報告へ行くのが筋だろう。
「どうしでしたか」
「なんとか合格したよ」
「おめでとうございます。では早速報告へ向かいましょうか」
「はい」
馬車に乗り、帝都へ向かう。
帝国大白金貨1 960,000,000
=12小白金貨1 80,000,000
=10大金貨1 8,000,000
=10小金貨1 800,000
=20大銀貨1 40,000
=20小銀貨1 2,000
=20大青銅貨1=パン
=10小青銅貨
貨幣価値は一応このようになっています