83/169
狂信者と昼休み3
さて、少し時間を食ってしまったから少し急いで食堂へ行こう。食堂では色々な物が売っている。
ラーメン、日替わり定食、具なしカレーetc......色んな料理が用意されていて、毎日、食堂で食べていても飽きないように工夫されている。流石は地球から来た人が作っただけはある。
「やあ」
すぐさま後ろを向く。
「なんだ、バルトールか。お前は何にするんだ?」
後ろから声をかけられるとつい、過敏に反応してしまう。
「僕は普通にパスタかな」
「ちぇっ。冒険はしないんだな」
安全パイを選びやがった。
「僕は君じゃあないんだよ」
口を尖らせて言葉を溢す。
「それはどういう意味だ?」
「砂糖パスタの件忘れてないからね」
「うっ......」やべぇ、そうだった。
「それで君は何にするんだい?」
そうして俺はメニューを見る。
「俺は......そうだな日替わり定食にする」
「じゃあ決まりだ。並ぼうか」
「ああ」
俺たちは列に並ぶ。丁度ピークの時に並んでしまったようでしばらく時間がかかりそうだ。




