表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
国粋主義の狂信者  作者: AAKK
61/169

狂信者とカンベル伯爵2

 「おい、ネルラント!しっかりしなさい!」

 「すみません父上」

 「疲れているのか、なら休んだ方がいい」

 「いえ大丈夫です、少し考え事に耽っていただけです」

 「本当か?念のためにメイドを一人寄越そうか?」

 「いえ結構です、それにこの後、友人の夕餉に呼ばれていますので」

 この期に及んでメイドの干渉を受けたくない。それにナガサワに説明するのも面倒だし、権威主義、貴族ということを過剰に意識させていらぬ警戒心を招きかねない。

 それで思考盗聴でもされて、ナノマシンの中身でも見られたら......と思うと生きた心地がしない。

 ナノマシンの中には計画の全てが入っている。弾道演算処理、高度戦術リンクシステム、思考補助及び制御システムなど、エトセトラエトセトラ。

 これをナガサワに読まれると計画の犠牲者が増えかねない。 

 アイツがそういった事に興味があるかどうかではなく、機密漏洩の可能性があるからである。


 そしてアイツはその計画のおぞましさを理解できない可能性がある。

 理解ができない故に人に話して凶悪な事件を引き起こす。軍事関係でも時折そういった事が起きている。

 「では、行って参ります」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ