狂信者の錯乱?
だーかーらー異世界に外来生物を蔓延らせるとろくな事が起きないってそれ一番言われてるから。
沖縄に持ち込んだ外来生物がその後在来種を駆逐し、最終的には在来種を法律で保護するまでになった。
外来生物は環境を破壊する、だから除外されねばならない。
まさか、俺達はその実験によって力を与えられたのか。
確かにおかしかった、この俺がこの世界で死ぬ確率の高いという条件付きの力を与えられてここまで生きてこられたのが不思議だった。
この世界で主人公がチートで好き放題するための試金石にされたのか。
そう考えると尚更はらわたが煮えくりかえる。
それに訂正する気はないが、武力が強いなんて頭痛が痛いみたいなことを言う。本当に学生の本分である学業をきちんとこなしていたのか疑問に思う。
文脈からして身体能力を強化するの物かと推測できる。
「凄いなぁ、まず一つ目の質問。それでスキルってなんだ?」
「ごめんそれを説明していなかった。スキルというのは本来、この世界の人が生まれつき持っているかもしれない能力だよ、でもないこともある。それで他に何か質問は?」
つまりは祝福な訳だ。
一つ目のって言ってるんだから他の質問もあるに決まってるだろと内心ツッコミながら次の質問を声に出す。
「二つ目の質問。人の心を読むと言ったが今も俺の心を読んでいるのか」
「いーや。読んでないよ。流石に友達の心の内を読むのは憚れるよ。試合だったり、魔物との戦闘の時は使うけどね。普段は切ってあるよ」
「......もしかして、追試の時も俺の心を読んでいたのか」
「そうだな......ごめん」
「はぁ、全くナガサワは規格外だな、そして三つ目の質問、俺の能力とか見れたりするのか」
「御安い御用だ。なんなら今見て、それを伝えようか」
「いや、今はいい。いづれ自分と向き合う覚悟が出来たら、その時はまた頼む」
「それで他には何か質問はある?」
「無い、強いて言うなればここに来るまでの話をしてほしい」
かなり攻めた質問だが、答えるのか。
「ごめん......話せない」
クソ、肝心な所が聞けなかった。
収穫はあった。だからといって、これから対策を練ることが出来るかと言われると殆ど無理だ、本人には隙があってもスキルでカバーされてしまう。
下手な三文小説よりたちの悪い主人公だ。そして俺はそれに付随する脇役、良くて倒される事が前提の小悪党。
「今日は貴重な話をしてくれてありがとう」
「いや、俺の話は別に特別な事はないよ」
「過剰な謙遜は相手に失礼だ」
まあ、公爵邸宅でクラネに言われた言葉。俺は死んでも変える気はないが、コイツはそれを変えないと殆どの確率で不快感を持たれてしまう。それでコイツが暴れれば厄介だ。
「そうだな、気を付けるよ。ありがとう」
「じゃあ、さようなら。良い夜を」
「あぁ、さようなら」
取り敢えず言えるのはそしてスキルというのは異能力といったところ。正直あまり分かっていない、日本人のオタク的な知識ありきで物事を話しているような感じがする。
そしてナガサワとははのほほんと何も知らずに日本で生きてきた普通の学生、聖剣を扱う勇者でありクソ野郎。
■■■■・■■■■も大分錯乱してる。元々ヘイトが向いてるから、更に勝手な推測をして、勝手に苛立っている。




