表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
国粋主義の狂信者  作者: AAKK
32/169

狂信者と学生寮

 帝立ヴィタメールは全寮制で、身の回りの世話をしてもらうための付き人が一人だけ許可されている。


 貴族の子は特に一人でそういったことが出来ない人が多いがこちらに来てから人並みに家事が出来るようになってしまったので連れていかない事にした、それにそこから薬剤の使用量がバレたりするとまた咎められかねない。


 朝早くに馬車で学校のあるヴィタメールへ向かう。

 そして、途中休憩を挟みつつも昼過ぎに寮に入る。寮の外観はレンガ造りで、丈夫そうな見た目をしている。

 部屋に入ると最低限の生活用品と二組の制服と一つの学校鞄が置かれていた。

 一応のキッチンもある、料理も出来る、味は分からないがそれでも安く食費を抑えれる、それに軍隊食でただでさえ栄養バランスが悪く、発育が良くないのに単一な食事ばかりしていてはその内に病気になる。

 そして、鞄に詰めていた荷物を広げて私服をクローゼットに入れる。

 少し周りを散策する、男子寮と女子寮はかなりの距離がある、これは凡そ不純異性交遊を防ぐためのものだろう。もちろん魔法による隠蔽も防がれる装置があるのだろう、寮の近くの魔力が乱れている。

 少し歩くと学校の門が見えてくる。どうやら今日は休みのようで門が閉まっている。門の両側に校舎があって中央には木が植えてある、奥に突き進んで行くと闘技場があり、門は学校の土地の   左側にあり、右側の方には多くの建物が建っている。

 かなりの時間がかかったが学校の周りを一周したが、門は正面のそれ一つで周りは高い壁に囲われている。

 簡単に砦に転用出来るように建築されている。卒業生は軍の魔道師団や官僚、帝国軍大学校へ進学し、士官として就職するか、貴族として後を継ぐか、期間は六年。そして、任務の期間も六年だ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ