狂信者のお仕事12
その後、停戦命令を賜るまでの約一週間、弔い合戦とばかりに帝国軍が暴れまわった結果、魔王国の約4割を占領。
現地ではかなり悪どい事をしたようだ。
仮にその占領地を組み込んだとて、現地の感情も良くないだろうし、国民感情にしても魔族への偏見というのもあるにはある。
それに加えて魔族が棲むところというのは当然ながら魔族にとって心地の良い場所。
つまりは魔力の濃い所である。そういった場所は″あの森″のようにどことなく空気が淀み、真綿で絞められるような感覚に陥る。
そんなところに誰も移住したいとは思わない。
さてはてどうするのやら。
『《副隊長》より《大隊長》サナトリア王国軍の撃退完了』
『《大隊長》より《副隊長》了解。講和条約締結までは戦闘態勢を維持』
しかし、病院で暇を過ごすというのも時は必要だ。とはいえ、手を動かせるようになるまでは、他にする事もないので、ひたすら、ここまでの″道のり″について後悔と自責ばかりが思い出し、ながら縫い物をする。あの時、もう少し上手く指揮する事ができれば死なずに済んだ奴らも───
自己韜晦、自らの身分、時には己すら偽り粉飾して過ごすというのは精神を磨り減らす。
今回の一件で感じてしまった。今日付けで任務を他に委任しようかとも思う。
こんなのラリってないとやってられない。
大隊に所属している人員はその本当の記録からして、従軍徽章すら着けられる事は許されないが死亡した時のみである。
そして沢山の小柄な真新しい礼服と徽章、二階級特進を果たした後の階級章と名簿がそこに分けて置かれている。大隊では階級を使う必要性もないので″頼んでいない″のだが。これはせめてもの情けか。
私以外の誰かがやるべきでないもの、私が責任を持って遂げねばならない事。
それが責務だから。
こんな物語を読んでくださっている方にお礼として一つ調べた事を纏めます。
以前になぜタバコやビールよりも毒性、依存性が共に低い大麻や、亜硫酸エステル(RUSH)等が日本で合法化されないのかというのを友人と話した事があります。某マッキー氏の時の事でした。二人で調べ合った結果、ある一つの共通項にたどり着きました。
結論から言いますと日本で合法化されるか否かはシンプルに幻覚作用があるかどうかです。
ビール、タバコは酩酊感や多幸感は味わえますが、幻覚作用というのは聞いたことがありませんし、論文検索にヒットしませんでした。
一方で亜硝酸エステルや大麻、コカイン、その他麻薬及びドラッグ等はいづれも幻覚作用があるとの記述がありました。
幻覚作用は使用を辞めた後にも出る場合があるので、仮に辞めた場合でも事故やトラブルが起きやすいと考えられたのではないでしょうか。
ちなみに日本軍で有名なモノとしてヒロポンがありますがこれは、戦後も少しは流通していたようで、国が制限をかけても、その制限を越えて生産されていました。主に戦前、戦中は軍中心、戦後は製薬会社中心という形態で生産されていたようです。
私の父に聞いた話なのですが、戦後のヒロポン需要で一儲けした人がいて、父が子供の頃(1990年代前半ぐらい)には、まあ影で何やかんや言われていたようです。
現在となってはその方はもう、没落してしまったようですが、今の大手製薬会社も当時は生産していたようです。
日本の戦後経済発展の一因としてそれがあったのかもしれません。
当時は時代が時代でしたから仕方ない事なのかもしれません。
それらが当時の人達を元気付けた、今の栄養剤の様な感覚で使用していたのかもしれませんが、今となっては必要のない物です。
その過程で作用機序とかも知ったんですがまあ何せ文系なので。私にとって何一つ役立たない知識と化したんですけどね!!
モノを調べるとキリがないので気を付けましょう!!()




