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国粋主義の狂信者  作者: AAKK
145/169

狂信者と事後3

 「──────んと、今は何時だ?」

 こういう時には外の景色と影を見るに限る。

 街は赤みを帯び、影の動きは早い、この時期であれば17時頃だろうか、外は少し賑やかさを取り戻して来ている。

 夕餉を買いに行こうとも思えない、適当に保管していた保存食を食って、外の井戸から水を汲み上げて、半分は飲料水として使い、もう半分は制服を洗う為に使う。

 そうして即席の灰とアク汁の石鹸を使い、洗ってそこから魔法を使って、しわくちゃにならないように気を付けて水分だけを取り除き、クローゼットのハンガーに掛ける。

 日没まで少し時間があり、することもないので、学校へ出向いて本でも読んでみようか。

 そうして校門まで来たが、近衛騎士団の面々がたむろしている。

 「どうして近衛騎士団の方々が帝立ヴィタメールへ?」

 「あぁ、それはだな。またいつ魔物の襲撃があるか分からないから、暫くここにいる事にしたんだ。それで軍事的な基地の機能も果たせるこの学校にした」

 「そうなんですか。お勤めご苦労様です」と一礼。

 「おお、どうした。そこの君」と来たのは近衛騎士団団長のおっさんだった。

 「これはこれは挨拶が遅れました。ネルラント・フォン・カンベルです。アルマナ近衛騎士団長。この度の件はありがとうございます」

 「あ、ああ。それで何をしに来たんだ」と何か歯切れが悪いように感じがしたが気のせいか。

 「少し図書室で戦術の書でも漁ろうかと」

 「そうか、殊勝な事だ。そういえばこの後少し君のお父上に伝えたいことがあるのだがよろしいか?」やはり何か隠している。

 「......分かりました。では図書室へ行く前にそちらを先に片付けましょう」

 「いや......別にそこまで急ぎの用でも無いのだが......」歯切れの悪さが、より一層怪しい。

 「急いで来たせいでうっかりお金を忘れてしまったのなら、貸しますから!」とアイコンタクトを取りつつ、そして学校を離れて個室のある店へと赴く。

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