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狂信者と魔物襲撃10
それを打開する光は忽然と現れる。
「我は、近衛騎士団長ガウン・フォン・アルマナなり!!救援要請に応じ、助太刀致す!!!!」
あのオッサンか。恐らく皇女殿下が回してくれたのだろう。
それにしても並外れたバカデカい声だ。
魔物ですらあのオッサンの方を見ている。
最早、一種の音響兵器だ。
そうしてガウンが一気に加速して″頭″の居るであろう方向へ向かっている。
暫くすると、一気に殆どの魔物が退いていく。
呆気なく終わってしまった。
残党も街周辺の奴は騎士団が討伐してしまった。
気が付けば朝日が昇っている。皆くたくたで今にも倒れそうだ。
そうして一旦、学校へ戻る。
「......よぉし!お前ら......今日は、休め!」
その号令の後、のろのろと帰宅していく。
街はどこか疲労に包まれている。仕方ない、夜通し続いていたのだから。ヴィタメールの人々の協力がなければ、街中まで攻め込まれていただろう。
俺は今にも倒れそうなバルトールの介抱をしつつ、寮へ戻る。
自分の部屋へ戻った後、着替えることもなく寝てしまった。




