狂人と魔物襲撃8
有象無象の人混みを掻き分けてやっとこさ、学校に着くと殆どの生徒は集まっていた。
「ネルラント、バルトール・フロスト、貴様たち、この非常時に何をしていた!!」
「魔物の襲撃を知らせたのは私たちです。証明したいのなら門兵を問い詰めれば分かります」
「......分かった。早く整列しろ」
「「はい!」」
そうしてクラスの列に並ぶ。そうして暫くすると校長による演説が始まる。
「皆さん、急に呼び出しが掛かって何事だと思うでしょう。単刀直入に言いましょう............ヴィタメールが魔物の襲撃に遭っています。近衛騎士団や魔道師団にも救援要請をかけていますが来れるかどうかは分かりません」
そうして一年生を中心にざわめきが広がる。
「静粛に!今、帝立ヴィタメールの生徒として私たちがすべき事はこの街を守ること。1,2年生の内、第一から第四科は支援に回ってもらいます」
そうして、校長は第一から第四科の生徒を連れていく。
「残った貴様らは、城壁の上から各クラス担任の合図で魔法を撃て。種類まで指定する時間はないが、夜通し続くと思え!その上で撃つ魔法を考えろ」
なんともまあ大雑把な指令だこと。
それでも教師陣は比較的冷静に対応している。
俺たち特進選抜魔法科の全学年が配置されたのは南側。つまり昼間通ってきた門のほぼ真上。ここが突破されると一気に街へ入り込まれる。
もし、ゴブリンの弓兵隊が居るのならその内、真っ先に矢が飛んでくる場所だ。




