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狂信者と魔物襲撃7
城壁内部の人々は日頃の疲れをとり、明日への英気を養うために夜の街へと繰りだす。
勤務中であるはずの衛兵ですら惰眠を貪っている。
地面が唸っている。
ついに来た。
それにしても数が多すぎる。その数故に地面が振動する。
魔力探知に引っ掛かる範囲でも軽く1万は超えている。
「来ました。今すぐ鐘を鳴らして下さい」
「あいよ!」
鐘が鳴る。街の人々も流石に何が起きているか気がついたようだ。
「魔物だ!魔物の襲撃だ!!!」
『《大隊長》..り《連...s.官》。ヴ.....メールはm..o...』クソッタレ、さっきよりはマシだが、通信が上手く繋がらない。
街は大騒ぎ、慌ただしく衛兵は城壁に集合し、点呼をしている。
「ネルラント、だったか。お前も一旦戻れ」
「はい、そうさせてもらいます。恐らく学校の方でも点呼があるはずなので。では武運を祈ります」
「お前とバル坊の武運も祈っといてやる」
「ありがとうございます」と一礼をしてバルトールと共に学校へ向かう。




