狂信者と会談2
「ごきげんよう。マリア皇女殿下。今までいくつかの所でお会いしましたが、こうして面と向かって話すのは初めてですわね」
「そうですね。レドル様では中へ入りませんか」
「では私は外で見張っていますので」
「あら、貴方は一緒にお話しないの?」
「私は大丈夫です。外から覗かれないようにする人員も必要でしょう」
「ちぇっ、つまんないの」と不機嫌な態度を露にする。
「レドル様行きますよ!」とイリヤ嬢がせかす。
俺は中で何が話されているのかは全く知らない。
だが、おおよその予測はつけることができる。
クラス最強決定戦があったとはいえ、一部の生徒を除き、やはり、若干のわだかまりは残っている。
その上に大人達よりは薄いとはいえ女帝派と前皇帝派の溝もあるのだ。
醜い争いが起きるのは想像に難くない。
毎年そういったことはクラスで一体となって何かしらをするときに足を引っ張り合い、問題になっている。
それだけならばまだ良い方だが、酷いときには授業中に生徒同士の争いで学校の備品や教室を壊して授業が潰れることもあるらしい。
これに加えて貴族派と庶民派の件があると考えると胃がキリキリとする、漢方でもつくろうかと思ってしまうほどに。
1/19日の更新したつもりでしたが、できていませんでした。すみません。




