狂信者と事後1
「壊れると大変だから安静しときなよ。その間は魔法系の授業は休むようにって保健の先生からのお達しが出てる」
「そうか。授業の方はそれでどういう扱いになるんだ?」
「一応、受けたことになるらしいね。羨ましい」
「それはともかく、なんでバルトールが居るんだ?もう一時間目の授業が始まる時間だぞ」
「今日一日は君の介護に専念するよ。君は病み上がりで少なくとも今日一杯は動いてはいけないからね」
「......馬鹿か、授業休むだけでも教師からの印象悪いぞ」
「いやぁ~別に授業なんて受けなくても仕事はできるし。大丈夫だよ一日ぐらい。それよりも君が、無理する方が僕としても嫌だよ」
「そうか、なら大人しくしておく」
「ありがとう。そういや、朝ご飯まだだよね」
「ああ、何かあったりするのか?」
「もちろん!はい、どうぞ。野菜スープだよ。ちゃんと味わってね」
そうしてそのスープをスプーンを使って掬う。美味しそうだ、相変わらず味はしないが。
「ごちそうさま。美味しかった」
「お粗末さまでした。じゃあ、何しようか」
「寝るぞ、俺は」
「えーっ。何かしようよ~」
めんどくさい。寝れるときに寝るのは大切なのだ。心身共に休めるのには寝るのが一番だ。
そうはいってもバルトールに色々と迷惑をかけてしまった俺としては尽くしてもらってお礼してはい終わりというのも後ろめたく感じるし、まあ昼過ぎたら何か遊びに付き合うか。
「分かった。だが昼からでいいか?」
「分かったよ。それまで待っとくね」
「そういや俺の荷物は......」
「ちゃんと持って帰ってきたよ」
「本当に何から何までありがとう、バルトール......」そうして再び視界を暗転させる。
そしてまた目覚める。
「もう昼だね。まずは昼ご飯を食べよう」
そうして飯を食う。
「そういやずっとここにいたのか」
「いや、違うよ。君が二度寝をしたときは戻ったし............けど考えてみればそれ以外は君のご飯の買い物だけだったね」
「お前は俺の母親か」
「そうかもね」とからかうように笑う。
「そうかもね、じゃない。全く......変な勘違いされるんじゃないか?」
「構わないさ。君からの情報の漏洩............信頼が得ることができるならば............ちょっと困るけどね」
「本音駄々漏れだぞ」
「まあまあ、冗談だって」と本音か冗談か分からないようなモノ言いをする。コイツを敵に回す事はしない方がいい。敵に回すと間違いなく厄介だ。
「それで?何かするんだろ」




