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狂信者と魔法実技15
目を開ける、瞼が重い。
「えっと......どうn「起きたのですか!良かった」
目の前に居たのは皇女殿下。
「状況を説明していただけないでしょうか」
全く現状が分かっていない。
「そうですね......どこまで覚えていますか?」
「バイエルンに勝った時までですね、その後は全く」
「そうですか。なら───」
そうして皇女殿下は話してくださった。
あのあとすぐに二人とも救護班に運ばれて治療を受けていたようだ。そこまで深い傷もなく、治療自体はそこまで時間を消費しなかったらしい。
そして既に昼過ぎと言えるような時間は過ぎていて、日がかなり落ちてきていた。三時頃だろうか。
「ありがとうございます」
「いえ、私にできるのはこれぐらいです」
「そして肝心の試合は?」
「貴方が回復したらということになっていますが、どうします?」
俺の回答は始めから決まっている。
「今すぐにでも」
そういってマナポーションを飲み干す。




