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この世界で俺は生き抜く!  作者: 野比のび太
9/10

第9話 争いの加速

俺は携帯の通知の音で目が覚める。


「はぁぁあ なんだ〜?」


と携帯を見る。

そこにはこう書かれていた。


これからチーム戦を始める。

チームに分かれて戦ってもらう。

他のチームが全滅するまでこのゲームは終わらない。

今まで敵だった相手も今回はチームとなる。

30秒後に転送を始め、転送が終わったらこのゲームはもう始まっている。


なんだと!?


俺はただちに2人を起こす。


「おい!2人とも!もうすぐチーム戦が始まるぞ!」


俺は慌てて2人に呼びかけた。


「「もうですか!?」」


2人とも慌てて起きる。

それにしても息ピッタリだな。


次の瞬間、身体がどんどん透けていく。

転送が始まったんだろう。


辺りが真っ暗になった。


あなた達はAチームです。

それでは頑張ってください。


と暗闇の上の方から聞こえた。


目を開け、辺りいったいを見渡す。

見たことないエリアだ。

ジャングルのような場所。

敵の確認がしにくい。

新しいエリアに転送されたようだ。


「結衣、理恵いるか!?」


俺は後ろを振り向く。


「「いますよー!」」


それにしても、いつも息ピッタリだ。こいつら。


2人の後ろに拠点みたいなものがあるな。

一旦そこに向かうか

俺らのチームにも挨拶しないとな

だが油断は禁物だ。

元敵なのだから。


俺たち3人は拠点に向かう。


拠点の中には何人だろう。

ざっと100人は超えている。

だけどこれだと相手チームを入れても少ないな。

まだ他のチームがあるのか?

これが何チームあるかも大事だ。


ガヤガヤしている拠点の中で一人がみんなが見える位置に出た。


「俺の名は桜沢 狂介

よろしくッス」


これが俗にいうクラスで一群のその中のリーダー的存在のやつだよ...こいつ。


それに続き、次々と自己紹介を始める。ここで能力も明かすやつもいた。だがそれは危険すぎる。このゲームが終わったらまた普通の敵に戻る可能性が高いからだ。そうすると不利すぎる。ここは隠す方が正しい。

俺の番になった。


「俺は葛城竜司 よろしく。」


適当に名前を述べて、挨拶しとけばいいだろう。


続けて、結衣、理恵も自己紹介をしていく。


自己紹介を聞きながら考えた。

今のところ何チームいるかはわからない。

迂闊に戦力を落としたくない。


「よし、みんな自己紹介は終わったッス。これからの作戦ッスけど、周りは木に覆われているッス。すごく視界が悪い場所ッス。迂闊に外に出るのは危険すぎるッスけど、誰か視界を良くする能力を持ってないんスカ?

木を一掃できる、木を燃やすとかできる能力はいないんスカ?

相手の拠点が必ずしも木に覆われている場所とは限らないッス!

どんな場所があるか全くもってわからないからッス。」


狂介が作戦を述べた。


こいつ推測が鋭いな。

このチームの鍵になりそうだ。


そうして、一人の中学生ぐらいの黒髪ロングの女の子が手を恐る恐る上げた。


「はい...」


震えながらそう言った。

理恵と同じぐらいか?いやそれより年下か。


「おぉ!そこの君、なんの能力なんッスカ?」


狂介が馴れ馴れしく質問する。

それに声が震えながら、女の子が言った。


「え、えっと...私の能力は...植物の創造、抹消する能力です...」


ほう。

また面白い能力だな。


「えっと確か君の名前は、華ヶはながさか りんッスよね?

よろしくお願いしたいッス!」


「はい...出来る限り頑張ります...」


全員外に出て、華ヶ阪が前に立つ。

地面に手を当て、声を上げる。


「はぁぁぁぁぁああ!」


音すらもなく、ジャングルが消えた。

これはすごい。

強い能力だ。


「ありがとうッス!これで奇襲は減ったと思うッス!」


そわそわして華ヶ阪 凜はこう言う。


「お役に立てて良かったです...」


おいおい、声が小さくなっていって最後ほぼ聞こえなかったぞ。


次第に日が落ち、夜になり拠点に戻った。

個別のキャンプで寝る感じだ。


ただしこいつらは元全員敵。

いつ裏切るかわからない。

一応監視として、理恵に妖精を呼び出してもらい、眠りついた。

植物の創造、抹消する能力


範囲は1km


植物の創造


植物なら創造できる。


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