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この世界で俺は生き抜く!  作者: 野比のび太
7/10

第7話 協力

「竜司さん!起きてっ!」


そんな声が聞こえて、俺は目が覚める。

眠たそうな声で言った。


「どうした〜?凛恵〜」


凛恵は慌てた声でこう言う。


「敵に囲まれています!妖精さんが言うところざっと10人、大型チームらしいです!」


なんだと?寝てた時に囲まれるとか付いてない。

まあでも蹴散らすまでだな。


「結衣起きろ!」


結衣は眠たそうに目を擦りながらも周りを見渡す。

結衣は絶望した顔をしていた。

まあ無理もない、この状況で大型チームに囲われたなら当然だ。

これは逃げ道も無さそうだ。

この後戦闘になっても仕方ない。

大型のチームのリーダー的なやつの前に立つ。


「よう、やっと起きたか。」


「なんで攻撃してこなかったんだ。寝てる時なんて無防備だろ!」


「この前はチームのやつがお世話になったぜ。

それの借りを返しにきたってことよ。

寝てる時に殺してもつまんねーしよ〜!」


俺は笑いながらこう言う。


「俺を死に招かなかったことを後悔してやるぜ〜!」


またお兄ちゃん変なスイッチ入ってる...

まあいつものことか。


「結衣、凛恵!」


結衣と凛恵は察し、

二人は同時に頷く。


まず、俺は頭上付近に亜空間を作る。


「結衣!あれを足場にしろ!」


「了解です!」


結衣は勢いよく飛び乗り、それを足場に、能力を使う。

黒いモヤと同時にナイフを取り出し敵に向けて投げる。


「凛恵!ナイフに風を!」


「妖精さん、私に力を貸していっけー!」


トルネードのような風が起き、その影響でナイフが猛スピードに変わる。

敵の一人が風の能力にいち早く気づき、石化の能力を使う。この能力は物を石に変えて、かかって効力がなくなる。そのナイフは石にされてしまい、止められてしまう。

大型チームであれば変形系統の能力を持ってるやつが1人2人いても当然だ。

ただしそれは罠だ。


「結衣!剣で相手を切れ!」


渾身の一撃を防がれ、困惑しつつも切り替え、

再び能力を使う。

結衣は空から剣を降りかかる。

その間に俺は亜空間をリーダーの下に設置する。


「これで終わりです!」


「これで終わりだ!死ねぇぇぇえ!」


結衣の振りかざす剣に合わせて俺は亜空間に元々入れておいた剣を飛ばす。

グサッとリーダー的なやつに刺さる。


「ナイスです!」


と凛恵は言う。

ほかの奴らは呆然としていた。

まあ無理もないな。リーダー的なやつが死んだんだから。


「凛恵!援護をしてくれ!」


「風を起こすのでそこに刃物を投げ込んでください!」


「了解」


中心に強力な風を起こし、

竜司はその風に合わせ、亜空間に入れといた約100本ほどナイフを投げ込み、散弾のようにナイフが敵めがけて飛び交う。

それらを避け切ることが出来ずチームは全滅した。

結衣は能力ですかさず盾をだし、防御する。


「よし、終わったみたいだな。まだほかの奴らもいるかもしれない。さっきの音で近づいてきてるかもだ。移動するぞ。」


「もう、当たるとこだったんですよ!」


怒りながら結衣はそう言う。

俺は笑いながら、


「すまん、すまん」


一息ついてわかったことだが

全員の身体能力が上がっている。

なるほど。チーム人数が3人以上になると身体能力が上がるのか。

これは俺の憶測だがそうなのだとしたらこれはいい。

俺らは全速力で森林を掛け抜けた。

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