第3話 出会い
また急に身体が光り出した。
お、殺し合いの始まりと言う訳か。
この世界で俺は生き残ってやる!
目を開けたら壮大な世界が広がっていた。
すると目の前からツインテールの女の子が歩いてきた。
『なんだあいつ!俺の方に向かってきている!?
あいつもうやるつもりかよ。』
遠くて顔が分からなかったがだんだん見えてきた。
『え、え、お前、結衣なのか?!5年前に意識なかったんじゃ...』
『え、お兄ちゃん?!
なんでこんなところにいるのですか?!
お兄ちゃん死んじゃったのですか?!』
結衣は驚いたような顔をしながら聞いてきた。
『あぁ女子高生を助けたらいっちまったよ...
結衣とまた会えるなんて思ってなかったよ...』
目から涙が出てきた。
『私もですお兄ちゃん
会いたかったです。
うわ〜ん』
結衣は俺の体に飛び込んできた。
『とりあえず一緒に戦っていかないか?』
『はい!一緒に戦いましょう。お兄ちゃん!』
『結衣、結衣の能力はなんだんだ?』
『私の能力はこれです!』
結衣は急に地面に手を当て始めた。
そうすると剣がだんだん出てくる。
『私の能力は、自分の足元から武器を作り出す能力です!!』
『結衣、自分の足元ってことは立てるとこがあればいいってことなのか?』
俺は考えた。亜空間は人は入れない。だからその亜空間の上でも武器を作れるんじゃないかと。
結衣が聞いてきた。
『お兄ちゃんはどういう能力ですか?』
『そういえば俺の能力言ってなかったな。
俺の能力は亜空間を作る能力だ。』
結衣は難しそうな顔をしていた。
それは無理もない。
亜空間と言われても俺も最初はピンとこなかったしな。
『お兄ちゃんの能力強そうですね!』
『そうかもな。
これからどんな能力の敵が出てくるか分からない以上
気を引き締めて一緒に戦おうな!結衣!』
結衣は満面の笑みで
『はい!お兄ちゃん!』
相変わらず可愛いなおい。
これから殺し合いが始まる。
『結衣、向こうの砂漠の地帯に行ってみるか。』
『了解です!お兄ちゃん。』
俺たちは砂漠の地帯に向かっていく。
自分の足元から武器を作り出す能力。
自分が立ってられる場所なら武器を作り出せる。
自分が見たことある武器のみ作り出せる。
作り出せる武器は1つ