第2話 能力の使い方
能力を手に入れた俺は考えていた。
亜空間を作る能力と言われてもピンとこない。
どうやって出すかもわからない。
色々試してみることにした。
とりあえず手を置きたい場所にかざしてみる。
しかし、反応すらない。
『どうしたら発動するんだ!?』
わからないまま時は過ぎていく。
『とりあえず色々試してみるか』
手を空にかがけてみた。
しかし発動しない。
そして指パッチンをした瞬間なんと亜空間がブワッと出てきたのだ。
『うぉぉぉ!出たぞ!なるほど...指パッチンか』
亜空間の使い方を試すことにした。
まず手を入れてみよう。
『なんだこれまるで壁みたいじゃないか。
人を通さないのか?この亜空間。』
たまたま胸ポケットに入っていたペンを入れてみよう。
ペンを亜空間に入れてみるとスルスルと入っていった。
『おぉ!入っていったぞ。
なるほど物は亜空間に入れれるのか。ただし人は入れないのか。』
これ人は入れないのを利用して壁とかも作れそうだな。
もう一個亜空間を作ってみるか。
パチン
あれ反応しないな。
一個しか作れないのか。
急に身体が光り出した。
『なんだこれ!?
急に身体が光り出したぞ!
身体消えていく。俺はどうなるんだ!?』
目が覚めた。
またみたことない世界だ。
辺り一面を見るとすごい人数。
色々な人が戸惑ったような顔をしていた。
『この人数軽く1000人超えているぞ。なんでこんな人数を...』
でかい白い光が空から降ってきた。
『あれはさっきの?!』
『みな。よく聞け。今からお前たちには殺し合いをしてもらう。』
周りからはヤジが聞こえた。
『なんで殺し合いをするんだよ!』
『私は死んだの?!』
と言う声がいくつも聞こえた。
『まあまあ落ち着きなさい。
君たちは全員死んだ。
この世界で最後の一人になったら元の世界に生き返らしてやる。君たちに与えた能力で戦いなさい。』
周りからまたヤジが聞こえた
『この世界で死んだらどうなるんだ!?』
『ほう。いい質問だ。
この世界で死ねば元の世界でも死ぬ。お前らは元の世界で意識がない状態で病院にいるのだ。』
なるほど。この世界で生きれば生き返らして貰えるのか。
これは命をかけた戦いと言う訳か。
燃えてきたぜ。この世界で俺は生き抜く!






