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序章05 アレクシアは5歳です 転生しました

2021-01-03改定

(よくもこの私を消し去ろうとはあああああああああああ!!)


うううううう痛痛痛い頭が何だ…目の前で顔を半分焼かれた女性が俺、鈴木正樹の首を絞めてくる

あの時の夢に出た姑息な魔女!


(折角の転生をををををを)


苦痛を感じるも動けずにいるとアレクシアが女性の背後に現れて狂気な形相を見せて女性の腕にかみつくと首を絞める力が一瞬緩み、アレクシアが俺を見て首を少しうなずく。

そして無意識に俺は女性の首を絞めると徐々に俺を絞める力が弱まり噛みついていたアレクシアも意識をなくして暗闇へと消えてゆく…

頭の中に女達の記憶が何か流がれ込んでくる…これ以上はやめてぇぇぇえええ!!!!!






「えっ、ここは」


朝見た知らない見慣れない天井だったね、何だっけ?


「アレクシアお嬢様お気付かれたのですね、どうしたものかと思いました」


「あれジェイダじゃなくてルーシーなの?」


今日一日はジェイダの担当のはずと朝言っていたけれど、どうしたのだろうか?


「それがお嬢様が倒れられた後、ジェイダも気分が優れないと早退しまして急遽私が呼ばれました」


「え?そうなの、ルーシーも大変だね」


そうして、倒れた前後を思い出そうとしても思い出せないし、何で泣いていたんだろう?

先程の夢も良く分からないけど、まあ今はいいかしら?

何か私が変?俺ではなくて私は鈴木正樹だけれど、私は…誰?アレクシアだけど…


「アレクシアお嬢様まだ御気分がお悪い様ですので、もう少し横になっておられた方がよろしいかと」


「そうね、ルーシーそうさせてもらいますね」


そして横になると考えてみる、鈴木正樹以外の知らない女性の記憶が混ざっている、何だか気持ち悪い。何かの魔術を行った結果みたいだね…

魔術?何だっけ?小説の話でしょ…?

そう考えていると又意識が落ち込んでいった…



::::::****;;++++なにやら近くで会話が交わされているみたい、正気に返ると御爺様が屈みこんで私をのぞき込む。


「あ、御爺様お見えになられたのですか」


「おお目が覚めたか、まだ頭が完調ではないようだなゆっくりとするがいい」


「はいそうします」


「所でアレクシアよ庭園で何があったのか覚えているか?」


「いえ全然記憶がありません」


「そうかそうか、なら良いのだが思い出したのなら直ぐにルーシーかワシに言え、わしたちはお前の味方だ、そしてブラッド達には内緒にするんだぞ」


「ははいお父様達には言わないです」


あの時何が起きたのか覚えていないけど、まあ内容は予想はできるけど下半身には怪我は負ってないし…だけれども話が表に出ると私の悪評に加算されるしね、ああやだな女の体って…

そして我に返ると、御爺様が懐から子袋を取り出して私に中身を見せた。


「これは何のために持ってるんだ?」


バートンに渡されたクルガの実だ、少し魔法で錬成すれば軽い覚醒作用があるヤバイ実だ何で欲しがったんだ?こんな物騒な物というか何で知ってるんだ?。


「覚えがないです」


「そうか、まあいい知る人ぞ知る話だからなお前にはまだわからぬな」


「御爺様教えていただけないでしょうか?」


「即効性の下剤だ、余り知られてはいないがな」


うーん、良くは分からないがここでは下剤だけど私が手を加えると覚醒効果薬か、黙っていた方が良さそうだ。


「まあいい、あ奴に使った分以外も取り敢えずわしが持っていおこう」


「お願いします御爺様」


そして御爺様の隣に座っているアルバータお姉様が心配そうにしている。


「心配したわよ、無茶な事をしてはダメよアレクシア」


「ええ、ありがとうアルバータお姉様気を付けます」


「よろしい」


そう呟くと私の頬を優しく撫でてながらも顔を真っ赤に染めているのが何だか不思議。

何となくだけれどお姉さん振りたかったのかもね可愛い♡


「うむ、後は外に出たら侍女達から離れんようにな、いいなアレクシアよ。

それとジェイダは厳しく躾けて置いたから安心するように」


「はい?解かりました御爺様」


そう告げると御爺様達は部屋から去っていった。

厳しく躾けとは良く分からないけど、もう少し優しく接してくれるようになるのなら歓迎したいです。

それとアルバートお姉様も見舞ってくれるのは嬉しいですね、クール系少女な姉もイイ。

後はあの覚醒効果薬はもう少し大きくなってから作ってみよう、今だとやばい気がするから。

そして頭の中で思っていたことをルーシーに尋ねてみた。


「所でルーシーお父様達は様子を見に来たのですか?」


「いえ、何やらお疲れになられただけだからとしか伝えていないそうですよ」


「成程、所でお父様達って顔を見せに来ることってあるのですか?」


「い、いえ、それは、、、、」


「無いのですね?」


「はいそうです」


言い辛そうにルーシーが答えてくれた。

成程、悪行が重なって放置状態なのね、ネグレストされても仕方がないか。

まあ道理でこの部屋も家族たちが住むお屋敷から離れた所にあるわけだし。

そうこうしている内に昨日と同じようにルーシーの裸をお風呂で拝むと、夕食という流れとなった。

そしてそのまま就眠時間となったが、謎の記憶や前世の本のお約束である魔力開発を試してみることにした。

いやその前に異世界転生したならばやらければならない事がと、手を上にかざして小声で唱える。


「ステータス・オープン!!」


しーーーん


何も起きなかった・・・どうやら何も起きないという事が分かり残念。

そこで怪しい記憶や前世の気功や禅とかを頼りに魔力開発が出来るか

挑戦する事にした。


「よっこいしょ」


ベットの上で座禅をして、呼吸と共に体内にエネルギーを循環させる、又丹田に生体エネルギ―を集めるだっただろうか。

始めてみたらすぐに身体が火照ってきた。

前世で似たような事をしたことがあるがこんな反応はしなかった!

そこで調子に乗って同じことを繰り返した所、1時間余りしたら目が回ってばたりと倒れ込んでしまっていた…


そして幾日か夜な夜な生態エネルギー循環を続けていると、火照ったモノが体内を循環し何かしらの放出が出来るような気がするようになってきたので、前世の超常現象の古書でみた超能力というかサイキッカー的なことに挑戦することにした。

ここで水や火を出すことに挑んでいたら大気中のマナにアクセスしやすい魔術師への道が開けたそうだけれど、生態エネルギーおそらくオーラの鍛錬をしたためマナを感じにくい体質になった事に気づくのはまた後の話・・・


「これでいいかな」


庭の旧花壇跡地から見つけた鎖、中々金属製品が落ちていないから苦労したけど曲げられるか試してみる事にした。

直系5ミリくらいの鎖を手に取り、人差し指を添えると念じる。


[曲がれ・曲がれ]


エネルギーを指先に集め、頭の中に曲がったイメージを想像し暫くすると、曲がり始めた途端、


「ポト」


鎖が曲がらずに切断してしまった、残りの部分を持って折り曲げるが曲がらない。

金属疲労とかではないのを確認すると、達成感が混みあがってくる。

前世じゃ味わえなかったことだ。

できた!と思い歓びの束の間、急に力が抜けるとともに、意識が飛んでゆくのであった…

後に生体エネルギーを使いサイキック能力を始めて行使した反動と後になって知る事となる。


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