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序章03 アレクシアは5歳です 転生しました

2021-01-03改定

うとうととしていたら日が落ちていた。

そしたら何かまた下腹部がもぞもぞとしてきたのでまたおしっこかと思うと泣けてくる。

なのでルーシーを呼ぶことにするが違う人がいる誰だろう。


「ルーシーいますか?」


「いませんよ、ルーシーは休みに入りましたのでこれからの一日は私の担当です」


「そうですかお名前を教えてください?」


「ジェイダですが本当に分からないですか?、ルーシーの言う通り確かにいつもだとこんなにも大人しくは無いか、暴れ子豚様だし」


(聞こえてるし何この人!)


「ならジェイダさんお願いだから私をトイレまで運んでください大至急」


「呼び捨てで良いですよ、所で歩けないのですか?」


「無理です足元ふにゃふにゃです」


「はーっ了解です」


そんな感じでもう一人の私の専属メイドいえ侍女のジェイダさんとの出会いだった。

年齢はルーシーより少し年上っぽい、少し薄化粧してるお洒落な感じのメイドさん。

でも態度が大きくて取っ付きにくそうな感じだ、嫌だな。

配送事務所のクソ女を思い出す!クソー!!

そして用を足し終わった後運んでもらおうとするとスパルタな対応を取られたのだった。


「お嬢様、歩き始めないといつまでたってもベットから出られません、帰りは手を持ちますから歩いて帰りますよ」


「えーそんな事無理無理」


「いいからやるんだヨ」


いきなりその場でジェイダの膝の上にうつ伏せにされ、じたばたと足掻くも5歳児では大人には太刀打ちできずパンツを降ろされお尻を晒されると、


パチーン!


「痛い」


「口答えとは前と変わらないな」


パチーン!


「ヒー」


そのまま10回程叩かれると痛さで涙が溢れてきた、20数年生きていてお尻を叩かれるのは初めてだ、泣ける。


「いいですか、汐らしく泣けばいいってものじゃないんですよ、私達はお嬢様の躾も任されてるからチクったって無駄ですヨ」


そんな様子を遠巻きで他の使用人たちにチラ見されてる中で躾(?)をされていた。


「判ったら立つ、ホラ手に捕まって」


そして部屋までの道のりを何度も転びながら部屋までたどり着くことができた。

死にそうだよ。


「お嬢様よーくできました、私は夕食の準備をしてきますので歩く練習をしたお嬢様の為にデザートか何かを1品余分にガメて来ますね」


そう言い残すと私の前から去っていった、ルーシーとは真逆な人だなとりあえずは児童虐待反対派になろう、うん。

根っからの悪人ではなさそうだけれど一緒にやって行けるかな?


そうしている内に夕食が運ばれてきた、1週間寝込んでいたからスープと細かく切り刻んで酢に近い味付けの野菜での食事だが、何やら果物が二品付いており多分一品が戦利品なのだろうな。


「デザートが一品ちゃんと多いでしょお嬢様の為ですよ、私は心優しい侍女なのですヨ」


「ありがとうジェイダ(棒読み)」


少しドヤ顔で主張されるのでムカつくが取り敢えずは我慢。

そんな感じで薄味ながら食事を取り終わるとデザートを取り夕食を得た。

少し空腹だけど、昏睡明けだから我慢我慢。

夕食後暫くするとジェイダに呼ばれる、何でも風呂へ入れたいという。

寝ている間は体を拭いてくれてはいたそうだけれど、匂うとか。

顔に出さず髪を梳いてくれたアルバータお姉ちゃん臭くてスマヌ。

そして当然転びながら風呂場へと向かったのであった。


「お嬢様何をじっと見てるんですか?」


「ジェイダの裸が綺麗だなって」


「へー煽てる事も言えるようになったとは感心です、さっさと脱ぎなさい」


「ギャー」


ジェイダに服を剥ぎ取られると、浴室へ送られる。

ジェイダの裸体に心ときめくがアソコが無いから心からときめかない(涙)

ショボーン。

そう言う流れから体をジェイダに体を隅々まで洗われる。


「いつもの獣よりかは全然マシですが、目付きが嫌らしいですヨ」


「ご、ごめんなさい、あのぅジェイダさん所々腕に傷があるけど何?」


「…お嬢様に噛みつかれた痕です」


「ごめんなさい」


「ホントに拍子抜けね、いいわ気にしないからお嬢様もシャンとして下さい」


ザバーー


「ひー冷たい!!」


行き成り冷水を掛けられるとすぐさま担ぎ上げられ湯船に放り込まれた、

幼児虐待だー


「傷の事はこれでオシマイです」


そう告げられると会話も止まりジェイダが自分の体を洗うのをボーっと湯船から眺めているのであった。

ああ眼福。

そしてジェイダも体を洗い終えると俺の横に座る。


「お嬢様私の裸に興味でもあるんですか?」


「いえ、大きくなったらジェイダ見たいになれるのかな?と思って見てただけです」


「奥方様を見るとお嬢様も可能性はあるんじゃないですか?」


「そうですか、期待しましょう」


「まだまだ未来は先の話ですよお嬢様、そろそろ出ましょうか」


そう言われ、異世界風呂体験が終わった。

余り前世と変わらないな、水資源が豊富なのかも。

そしてジェイダによって着替えを終えると、苦行の歩行訓練を終えて部屋に辿り着くとベットの上に横になる。

そして暫くすると、部屋の置時計が9時を刺すとジェイダが入室してきた。

時間関係は24時間制の用だ。


「お嬢様、消灯の時間ですので明かりを消しますね」


そう言われると何やら呪文らしきものを唱えて壁に触れると

一旦明かりが消え直ぐに薄暗い常夜灯に切り替わった。


「ねえジェイダって魔法使いなの?」


「どうしてですか?」


「今呪文で明かりを消したり付けたりしてたから」


「これは魔道具で誰でも使えますよ、細かい事は明日にでも教えるから今日の所は寝なさい」


「お、お休みジェイダ」


「おやすみなさい、アレクシアお嬢様」


ジェイダにサッサと寝ろと言われたので眠る事にする。

しかし明かりが魔法の呪文とかでないのは残念だが、この世界は魔道具が存在するのだから、

魔法や魔術の様な物が存在するのだな、そう思うと興奮してきた。

そうして暫くすると意識を失うのであった。



ーーーーーーーーー-------------------------



暗い部屋の中で手足の自由が利かない鎧を着た男を見下ろしている俺?、近くには口から血を流してる者達が転がっている、目線が大人の目線に戻ってる、何だこれまた転生?夢?

「この逆賊の魔女め、弄るか!、この売女!!」


「お黙り、*****--****::、裏切ったのはお前達だろうが!!さあて、何秒持つかしら?」


「ここの姑息なママジョ・・グフォッ」


何やら呪文を唱えたらおっさんが口から血を吐いて痙攣してる。

ひいー、夢の中で人殺しみたいな場面に遭遇してそれが当事者が私で、その生々しさにゾックッとするとそのまま意識が落ちていった…


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