枕の英雄登場
どうも風谷 かずとです。
どうぞ気軽に見てください。
ある日魔王の手によってこの世界は今征服されそうになっている。
そこで何人もの冒険者が魔王を倒そうと立ち上がったが魔王の幹部すら倒すことができなかった。
だが最近ある遺跡で水晶が発見された。どうやらその水晶に手を当てると一人一回ランダムで武器が手に入るというアイテムを手に入れた。それからいろんな大人たちが試したがどれもいまいちな武器しか出なかった。下手をするとやかんとか武器じゃないものを出した人もいる。
しばらくいろいろなデータを見ると若くてある程度剣が使える人はいい武器をもらえている割合が高かった。
そこで冒険者養成所が作られた。
そこで今、俺を含める三百人の卒業生が水晶に手にどんどん手を当てていた。
「クッソ、はずれだー」
「お前もか、俺もはずれでろくなエンチャントしかついてない剣だったよ」
エンチャントや武器の名前などは一緒に尽きてくる紙に書いてあるらしい。
見ての通りはずれを引くやつが多い。まあ、他の人よりも少しあたりの確立が高いだけだ。
しかも実際に大当たりの武器を当てたやつは誰もいないらしい。
「おー」
急に卒業生たちがいろいろと騒ぎ出した。俺の前に並んでいたやつがあてたらしい。
「名前はエクスカリバー。頭脳、剣術、魔法、運動神経全てトップな我にふさわしい剣だ。皆の者我にひれ伏せ。」
こいつ悪魔みたいな性格だな。
「お前性格はクズだな」
「おい、そこのお前。いま我を侮辱したな。お前が水晶でだした武器で決闘だ、力の違いを思いさせてやる。」
「いいぜ、その決闘受けてやる」
俺はそう言いながら結晶に手を当てた。
だが俺が出したのは武器とは程遠い枕だった。
そして枕の上には紙が置いてあった。
「名前はストロングペロー。変な名前だ」
俺がそう思って、紙に書いてある続きを読むとびっくりした。
「ハハハハハ、これでは勝負にならんな」
俺は卒業生たちのわらいにつつまれた。
「確かに勝負にならないな。だってお前は絶対に俺に勝てない」
「とうとう頭がいかれたか。いいだろうそこまで我を侮辱したんだ。お前に恐怖を教えてやる」
そう言いながら俺に切りかかろうとしたから俺は枕で受け止めようとした。
「そんな枕で俺の剣が防げるわけがないだろ」
だが俺の枕は見事に受け止めた。
「お、おかしいだろ。枕が俺の剣が防げるはずないだろ」
俺は剣をはじき、相手がひるんだ時を俺は見逃さずにバットのスイングのように枕で相手をぶっ飛ばした。
「そ、そんな、枕じゃこんな飛ばせるわけがない。な、なぜだ」
そう思うのも無理もない、なぜなら俺が二十メートルぐらい飛ばしたからだ。
「そんなに知りたいか、なら教えてやる。これを見ろ」
俺はさっき枕と一緒にあった紙を見せつけた。
「なんだこのエンチャントの量は、しかも全てレベルマックスではないか。」
「そうだ、しかも枕の固有スキルで好きな時に好きなエンチャントを発動可能、つまり俺が本気を出したらただじゃすまない。俺の名はルクシオ、よく覚えとけ」
相手はビビったように逃げていった。
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