3話
やっぱり小説書くのは難しいです。
まだまだ駄文ではありますが、よろしくお願いします。
では、どうぞ
フィレスとしばらく森を歩いていくと、中世ヨーロッパ風の街が見えてきた。たぶんあれがアカリナだろう。 しかし異世界の街っていうのはどこでも中世ヨーロッパ風じゃなきゃいけないんだろうか?昔読んだライトノベルでもそうだった気がする。
そんなこと考えていると、いつの間にやら町に入り、ギルドの前まで到着していた。
「ほー、ここがギルドかー」
結構大きな建物に感心しているとフィレスが、
「中央都市のギルドはもっと大きいはずですよ?」
とのことだ。
「さぁ、早速、冒険者としての登録に行きましょう、マスター」
「ああ。いくか」
ギルドの中に入っていくと、中には店や武器工房、それに酒場も一緒になっているようで、大いににぎわっていた。俺はそこで登録をするのであろう、カウンターまで歩いて行くと、そこに立つ受付嬢に話しかける。
「冒険者として登録したいんだけど」
「はい。そちらのお連れの方もご一緒にですか?」
「いや、こいつはただの一緒にいるだけで、冒険者の登録はしない」
「かしこまりました。ではまず、ここにサインをお願いします」
差し出された紙に『クロキ・シラカワ』と書く。一応漢字があるかわからないので、カタカナにしておいた。俺が書き終えた紙を差し出すと、受け取りながら確認してくる。
「クロキ・シラカワさんで間違いないですね?」
「ああ。あってる」
「では、クロキさんこちらに付いてきてください」
歩き出した受付嬢の後を追うと、フィレスが付いてきた。
「あ、こいつ…フィレスも一緒に連れてっていいか?」
「ええ、別にかまいませんよ」
受付嬢に許可を得てから、フィレスとともに付いていくと、何やら複雑な魔方陣と、コピー機のような機械のある部屋に通された。
「ここは?」
「ここでは、クロキさんの現在の能力値を測定し、カードを作るところです。では、早速始めたいと思いますので、魔方陣の上に立ってください。少し頭が痛むかも知れませんが、冒険者としてのサポート機能を体に追加するだけで、体に害はないので、安心してください。」
俺が魔方陣の上に立つと、受付嬢がコピー機のような機械の操作を始める。すると魔方陣が光を放ち始め、俺の頭をひどい頭痛が襲ってきた。
「……ッ!」
これがサポート機能を追加する、と言うことなのだろう。しかし、この頭痛は何とかしてほしいな、うん。正直キツイ。
それらが徐々におさまると、コピー機のような機械から俺のステータスカードが出てきた。それを受付嬢が手に取りステータスを確認していると、いきなり受付嬢が驚きの声を上げた。
「えぇ!?」
「ん?どこか変な所でもあったのか?」
俺が魔方陣から離れ、受付嬢の隣からカードを覗くとこう記してあった。
〈クロキ・シラカワ〉
17歳 Lv1
体力:76
筋力:76
魔力:10
精神:10
敏捷:135
器用さ:50
運:50
SP残量〈100〉
称号:魔剣との契約者
スキル:なし
職業:魔剣士
装備:なし
0Gill
名前の表示の仕方が変わっている。それに、称号に『魔剣との契約者』が増えていて、職業は『魔剣士』に変わっている。これらはたぶん、フィレスと契約したからだろう。
「変な所ばかりです!!Lv1なのに、一体なんですか!このステータスのでたらめさは!!」
「いや、これは最初からでな……」
やっぱりLv1でこのステータスはないらしい。まあ、俺は転生者だしな。仕方がないのさ、そう仕方がないんだ。
「それに!魔剣との契約者って!一体どこで、どうやって契約したんですか!?」
「どこって、この町のちょっと離れたとこにある森の中で、普通にコイツを地面から引っこ抜いただけだが?」
そう言って俺はフィレスを指さす。すると受付嬢は、
「ええ!?あの森にはなにもないはずでしょう!? それにその娘が魔剣なんですか!?」
「マスター、引っこ抜いたって何ですか。引っこ抜いたって………。もうちょっと別の表現をしてください」
「あ、わりぃ、今度からは気をつけるよ」
「ちょっと!無視ですか!?」
あ………、謝るのに夢中で忘れてた。少し涙目だ。あわてて質問に答える。
「ああ、こいつが魔剣“フィレストール”で、確か森の方には結界が張ってあったんだよ。だよな?」
俺がフィレスに聞くと、フィレスは、
「はい。あそこの森には入っていってある程度進むと、自然と森の外につながって、中心部には行けないように、結界を張っていました。私があそこの森にいると知って、契約しようと押し寄せてくる輩がたくさんいて、とってもうるさいので」
「結界も張れて、人の姿にもなれるってことは、最高位の魔剣じゃないですか!!」
興奮した様子の受付嬢の言葉に驚いて、俺はフィレスを見ながら言う。
「お前ってそんなすごい魔剣だったのか、そんなんなのになんで俺なんかが抜けたんだ?」
「マスターのステータスが高いこともありますが、一番は私がマスターを気に入ったからです」
気に入ったって……。そんなんでいいのかよ、おい。
少し落ち着いて来た様子の受付嬢は、
「ともかく、これで冒険者としての登録は終わりです。そのカードはサイフの代わりになりますので、なくさないようにしてください。 最後にダンジョンのことです。ダンジョンのことはある程度知っていますよね?」
確認を取ってくる受付嬢に対して、一言短くこう告げる。
「ん?ダンジョンってなんだ?」
はぁ…なかなかアイディア出てこないです。
ちょっと小説なめてました。
次回は頑張ってダンジョンでの戦闘シーンまでいければいいな、と思っております。
もし良かったら感想お願いしますー。