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黒き英雄  作者: 玄野 洸
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2話

引き続き無茶苦茶な文章構成かもしれませんが、よろしくお願いします。

(落ち着け、落ち着くんだ、俺………)


 俺は一度、目から離した手をくっつけながら考える。………とゆうかこいつは誰だ?


「だ、だれだ?おまえ」


「そんなマスター…お前なんて他人行儀な呼び方をしないでください。私は“フィレストール”です。ちょっと長いので、フィレスと呼んでください」


(フィレストール?はて、最近どこかで聞いた気が…………って!)


「お前さっきの魔剣か!?」


「だからフィレスですって」


 俺はついつい手を目から外してしまうが、「おわっ」まだフィレスが全裸だったので、あわてて再度手で目を覆う。


「とにかく服着ろ!服!!」


「――――――――――着終わりましたよ、マスター」


 恐る恐る目をあけるとそこには、身長は150㎝くらいで、肩くらいのまっすぐな銀髪の、それなりに出るとこでてる、少し垂れ目気味の蒼い瞳を持つ美少女がいた。…………メイド服で。




「……って、なんでメイド服なんだよ!!」


「? マスターに仕えるとしたら、この服以外にどの服があるというのですか?」


 ま、まさかの真顔で質問返しされてしまった。 びっくりだね。もう何も言えないよ、俺………。














 そういえば、フィレスに聞けばこの世界の常識とかが多少はわかるんじゃないか?

(とゆうか、フィレスが出てきちゃったから、もうここは〈フルガイア・オンライン〉中ってことは、あり得ないよな………)


「なぁ、フィレス一ついいか?」


「はい、何なりと」


「ここ、……ってゆうかこの世界のことについていろいろ教えてくれないか?」


「この世界?マスターはこの世界の住人ではなく、別の世界のヒトなのですか?」


「あー……、まぁぶっちゃけると、そうだ。俺は日本ってとこに居たはずなんだが、気が付いたらここにいたんだ。」


 一応〈フルガイア・オンライン〉のことは伏せて、フィレスにわけを話す。


「ニホン? 聞いたことがありませんね……。とても信じられる話ではありませんが、マスターの言うことなら信じれます」


 ニッコリ、と笑って言ってきた。

 思わず俺はその笑顔に、見惚れてしまった………。


「そ、そんなわけだからいろいろと、この世界のこと教えてくれないか?」


 ちょっとつっかえながらフィレスに聞く。


「はい、まずこの世界の名前は〈フィルガイア〉。この世界は三つの国で、成り立っています。その三つの国が、『アルケイディア王国』『カティル連合国』『エンドラ島国』です」


 世界の名前は〈フィルガイア〉、か………惜しいなぁ。『ィ』がなければなぁ。 あとは、『アルケイディア王国』か、これは『大都市アルケイディア』と名前だけは同じだな、規模が違うがな。

 うーん、ほかの二つは聞いたことがないな………


「んで、俺らがいるのは?」


「アルケイディア王国の中心部から少し東に外れた、アカリナという町の近くの森です」


 アカリナ、これも聞いたことはないな……。


「あ、そういえばステータスカードって俺出せたんだけど、これってこの世界〈フィルガイア〉の人なら、誰でも出せるのか?」


「いえ、誰でも、というわけではありません。ステータスカードを出せるのは、ギルドに登録した冒険者だけです」


「ギルドに、冒険者?」


 お、異世界にありがちな単語が出てきた。これは〈フルガイア・オンライン〉の中にもあったな。


「はい、ギルドは、三ヶ国が合同で運営する組織のことで、そこに所属して、クエストと呼ばれる人々からの依頼をこなし、報酬をもらい生活などをする人を、冒険者と言います」


 うん、『三ヶ国が合同』というところ以外は、すべて〈フルガイア・オンライン〉と同じだな……。こりゃわかりやすいな、助かる。


「ならそのギルドに所属して、冒険者としてやっていければ一応生活できたりするって事でいいのか?」


「はい、ギルドで良い成績を挙げることができれば、巨額の富だって獲得できますし、国にたくさん貢献すれば、貴族にしてもらえることもあります」


 巨額の富かぁ…………いいなぁ……………………。  って何トリップしてんだ!俺!!


「よしっ、じゃあまずはギルドに所属することだな。これからの生活費稼がなきゃいかないしな……。フィレス、ここから一番近いギルドってどこだ?」


「そうですね………ここから東に1時間くらい歩いたところです」


「い、以外と近いんだな……。俺がお前を見つける前5,6時間も歩いたのはどれだけ無駄な行為だったんろ………」


「元気出してください、代わりにもっといいことありますよマスター」


 ………やばい、フィレスの優しい言葉が心にしみる…。あぁ、目から汗が………。


 俺はフィレスからもらった、優しさで胸をいっぱいにしながら、フィレスと一緒に北へと歩き出した。












 


 ってあれ?俺が歩き回ったのって、フィレスの張った結界のせいなんじゃ……………。

  

 ………うん、今のは気がつかなかったことにしておこう。そうしよう。

 







どうでしたでしょうか。一人目のヒロイン、フィレス登場です。

ハーレムにはこれから徐々にしていく予定なので、少しばかし期待して待っていてください。




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