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あの音

作者: 野口つかさ
掲載日:2026/06/03

ご無沙汰でーすっ。

にゃーw

旦那の歯ぎしりといびきが五月蝿くて眠れない。

イライラしてくる。イライラしない日もあるので旦那のせいだとは言い切れない。旦那は子どもにだけ優しい。私には素っ気無い。居て当たり前の人間だと思っているのだろう。旦那とはイロイロあった。イロイロあるのが普通だと思うし、よく聞くけど、何の為に結婚したのか?と頭がクルクル回る。私の頭のトルクは軽い。軽いので余計にクルクル回る。私は専業主婦なので暇な私はひたすらに掃除をしたりする。料理は比較的好きな方だ。主婦友と話ししてて思う。主婦友と何処の誰々さんがあーだこーだ話して掃除道具を動かし毎日のテレビに明け暮れて子どもの世話をしながら料理をする。コレを続けるのが私の職業、専業主婦だ。

夫は電気工事士で、電柱に登ってお金を持ってきてくれる。旦那との出会いは中学生の頃で付き合いだしたのが高校生にあがってからだ。旦那は工業高校に行き私は商業高校に行った。中学の同級生同士の私と旦那は今で言うマイルドヤンキーのような感じで原動機付自転車でノーヘルメットで2人で風を浴びていた。旦那の引き締まったお腹の筋肉を指で触るのが好きだったが、今の旦那のだらしない腹も悪くないと感じでしまう程に年をとってしまっている。私も垂れた乳をしているのでお互い様だが、たまに旦那が迫ってきて昔と同じように私の乳をほお張ってくれる。私に迫ってくる時の旦那は舌を出してシッポを振る犬だ。私の下着を引っ張りながら脱がせるので、下着が駄目になるから落ち着いてと言うのだが、それは旦那と付き合った高校生の時から何も変わらない普遍的な神社にある岩の存在のように普遍的な旦那の部分だ。だが、果てたとたんの旦那は急に静かになり、やがてけたたましいいびきと歯ぎしりが鳴る。それも普遍的な旦那の部分だ。旦那が会社の社員旅行で居なくなる時が年に1回有るのだが、その時の寝室は何処よりも極上のひと時だ。

旦那との喧嘩は一度か二度か三度くらいだ。

一度目は高校生の時に旦那が

「いつか俺たち結婚しよう。だから1回他の女の人と付き合っていいかな…その後また付き合って、でぇ結婚しようよ。他の人ともしてみたい。それやったら浮気じゃないやん。ねぇ。」と言った時、喧嘩した。

2回目の喧嘩の時の旦那は

「会社の新入社員の高卒の女の子がおるっちゃけど、どうも俺に気があるみたいで、事務してる子っちゃけど、ちょっとその娘と映画行って一晩泊まりたいけど許してくれるかな。一晩でいいっちゃん。」

コレが2回目。

次は

「お前のお母さん、ちょっとエロくない。この間、盆にあった時横乳見えてて、俺ムラムラしてさお前の実家のトイレで抜いたもんね。」

そりゃあ喧嘩しますよね。

どんだけだよ!あぁどんだけって私しか知らないかってなるのですが、あまりにも性描写が過ぎるのもイヤなので、とりあえず、どんだけだよと思うのです。

旦那としてる最中は最中の後半は私の顔を見て可愛いと言って果てる、私だけをみてくれる旦那ですが果てると静かになり、やがてけたたましいいびきと歯ぎしりがやってきて、私のストレスとが愛丸とイライラしちゃうのです。ただ私の旦那だけじゃないらしいですね。男性の性出らしいですね。その果てた後、静かになるの。旦那も私も他の人を知らないですから。体験談では分からないですが。だいたい果てると静かになるらしいですね。

私の人生があっという間に時が過ぎ、子ども達も成人して都会に行き、旦那との2人の生活が学生時代のように来るのだと。それが当然の人生だと思ってたのでしたが、旦那は冬の風呂あがりに死にました。

急に来るのですね。

私のトルクの軽い頭が回り続け、ついには歯も何本か抜け落ち悩みにクルクルして終わりの無いクルクルランド化してその後に大地の重力に負けてしまって惨めで蚊さえも叩く力も無くなり、今はカウンセラーに思いの丈をこぼし睡眠薬を処方されているのだが眠れない。この静かな寝室が眠れないのだ。もしこんな事になると分かっていたのなら死んだ旦那のいびきと歯ぎしりを録音していただろう。

この睡眠薬もあの睡眠薬もこの静かな寝室では効きやしない。死んだ旦那の重厚感のある寝息と戦闘力の高そうな歯なりがあれば、それが1番眠れるのだろう。

あの音が恋しい。そう悔し拳握りで睡眠薬を微炭酸ジュースで流し込む。あの音をもう一度聞きたい。今は自分の記憶の中から旦那の眠ってる寝息と歯なりを再生して眠りについている。

読んで頂きありがとですっ。

やっほほーいw

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