第五部 サッカー転生0〜平京崩とサカ神シノブの馴れ初め、多分ここがホームベース。全てここに帰結する〜
【西のオフサイド コピーペースト 完全版】
『牛尾中学校 生徒分布』
3-A シノブ 千両 バカボンド 金子 ドロピザ B 羽葉堂 七瀬 神島
2-A 平 聖頑宮 幻野 イガラシ べいちき モジャ子 B サツマヒメ 枷 葉子
1-A サクマヒメ ウラララ‼ 佐々木 ゆいまる B 駄目太 ニセコ 又吉
『牛尾中学校 サッカー部 フォーメーションA』
LFW サカ神シノブ
RFW 平京崩
CLMF サクマヒメ
CRMF 青野葉子
LWMF 千両勘吉
RWMF 幻野大地
CLDF 佐々木貴志
CRDF 駄目駄目太
LWDF 羽葉堂綾乃
RWDF 七瀬虹子
GK1 春麗ウラララ‼
GK2 枷格子牢
GK3 べいちき
GK4 金子正
控え サツマヒメ バカボンド ニセコ モジャ子 神島零 又吉直美 ドロピザ ゆいまる
『牛尾中学校 サッカー部 フォーメーションB』
CFW サツマヒメ
LFW サカ神シノブ
RFW 平京崩
CLMF サクマヒメ
CRMF 青野葉子
LWMF 千両勘吉
RWMF 幻野大地
CDF 佐々木貴志
LDF 羽葉堂綾乃
RDF 七瀬虹子
GK1 春麗ウラララ‼
GK2 枷格子牢
GK3 べいちき
GK4 金子正
控え 駄目駄目太 バカボンド ニセコ モジャ子 神島零 又吉直美 ドロピザ ゆいまる
『牛尾中学校 サッカー部 フォーメーションC』
LFW サツマヒメ
RFW ニセコ
CLMF サクマヒメ
CRMF 青野葉子
LWMF 千両勘吉
RWMF 幻野大地
CLDF 佐々木貴志
CRDF 駄目駄目太
LWDF 羽葉堂綾乃
RWDF 七瀬虹子
GK1 春麗ウラララ‼
GK2 枷格子牢
GK3 べいちき
GK4 金子正
控え サカ神シノブ 平京崩 バカボンド モジャ子 神島零 又吉直美 ドロピザ ゆいまる
『職業』
勇者 シノブ ドリブル
魔王 平 シュート
賢者 サクマヒメ パス
『肩書』
裂風神 サカガミ 風
殺魔姫 サツマヒメ 火
裂魔姫 サクマヒメ 水
裂砂鬼 ササキ 土
『勉強能力』
三大聖女のシノブ、聖頑宮さん、ウラララ‼ の三人は学年トップクラス。
葉子、ニセコは比較的優秀。
平、千両、佐々木、カセロスはやればそこそこできる。
サツマヒメ、サクマヒメ、格子牢、駄目太は全然駄目。
『身長 体重 タイプ』
サカ神シノブ 144 44 覇王・具現化系 自由・自分型
平京崩 166 66 覇王・放出系 自由・自分型
サクマヒメ 133 33 見聞・操作系 自由・自分型
七瀬虹子 155 55 武装・強化系 不自由・世界型
羽葉堂綾乃 148 48 武装・変化系 不自由・世界型
春麗ウラララ‼ 152 52 見聞・強化系 自由・自分型
千両勘吉 177 77 武装・変化系 自由・自分型
佐々木貴志 222 22 見聞・操作系 不自由・世界型
セバスチャン哀空 188 88 武装・具現化系 不自由・自分型
ヴァイオレット 162 62 覇王・強化系 自由・自分型
サツマヒメ 138 38 覇王・放出系 自由・世界型
聖頑宮槍子 158 58 覇王・放出系 自由・世界型
空久貴央 142 42 覇王・放出系 自由・自分型
幻野大地 168 68 覇王・強化系 不自由・世界型
春麗麗悟 185 85 覇王・放出系 自由・自分型
春麗アラララ‼ 146 46 見聞・強化系 不自由・世界型
バカボンド 145 45 覇王・強化系 自由・自分型
ジヌシィ 148 48 武装・放出系 自由・自分型
御供尊 175 75 覇王・強化系 自由・自分型
ベビータ 164 64 覇王・放出系 不自由・世界型
楔宇一 175 75 覇王・操作系 自由・世界型
ナイチン 155 55 覇王・放出系 自由・自分型
案山子乙子 144 44 武装・変化系 不自由・世界型
べいちき 162 94 見聞・操作系 不自由・自分型
神島零 154 32 見聞・具現化系 不自由・自分型
モジャ子 148 48 見聞・変化系 自由・自分型
原京平 168 78 覇王・放出系 自由・世界型
青野龍聖 182 92 武装・放出系 不自由・自分型
羽生進 152 36 見聞・操作系 不自由・世界型
針生十兵衛 190 90 見聞・操作系 自由・自分型
又吉直美 148 48 見聞・変化系 不自由・自分型
駄目駄目太 165 65 武装・操作系 不自由・自分型
青野葉子 152 52 覇王・強化系 自由・世界型
枷格子牢 158 58 武装・強化系 不自由・自分型
カセロス 172 72 武装・放出系 自由・世界型
阿部寛貴 188 88 覇王・操作系 不自由・世界型
ニセコ 142 42 見聞・変化系 不自由・世界型
金子正 152 152 覇王・放出系 自由・世界型
ズリネ田 154 54 見聞・操作系 自由・自分型
フールバスト 168 82 見聞・強化系 不自由・世界型
サーロイン 168 68 覇王・操作系 不自由・世界型
上条踏破 168 68 覇王・特質系 不自由・世界型
ワンサイド 168 44 武装・変化系 不自由・世界型
武藤遊具 152 52 覇王・特質系 不自由・世界型
タフガイ細貝 165 74 武装・強化系 不自由・自分型
江口同人 163 42 武装・操作系 不自由・世界型
真坂真琴 161 61 覇王・放出系 自由・自分型
テリー 165 65 武装・具現化系 不自由・自分型
ハッサン 192 112 武装・強化系 自由・自分型
春麗ココロワ‼ 132 32 見聞・具現化系 不自由・世界型
シノヴ 144 44 覇王・放出系 自由・自分型
ユーハバッハ 170 70 見聞・具現化系 不自由・世界型
グリーンアップル 175 75 覇王・操作系 自由・世界型
ラセラ 145 45 武装・変化系 不自由・自分型
イガラシ 172 72 見聞・強化系 不自由・自分型
絵呂新八 179 79 見聞・操作系 自由・世界型
ドロピザ 173 73 見聞・操作系 不自由・世界型
ゆいまる 153 53 武装・強化系 不自由・自分型
サカ神マナブ 164 64 覇王・特質系 自由・世界型
『バストサイズ』
フールバストは爆乳。
聖頑宮さん、ヴァイオレット・エヴァーロッテンマイヤーさん、ナイチンは巨乳。
シノブ、ウラララ‼ 、羽葉堂、七瀬、貴央先生、案山子、モジャ子、又吉、ニセコは貧乳。
サクマヒメは無乳。
『本名』
サクマヒメ→佐久間翔子
サツマヒメ→佐久間翔
バカボンド→坪凡人
ニセコ→蛇喰偽子
べいちき→米吉有無麻呂
モジャ子→百獣王猛者子
『三傑』
原京平 平京崩 牛尾
青野龍聖 無道清流 鯨田
羽生進 針生十兵衛 井守
『三大聖女』
サカ神シノブ 三年 青 神尻
聖頑宮槍子 二年 赤 軟尻
春麗ウラララ‼ 一年 黄 硬尻
『ミラクル野菜』
双茄子 フタナス ふたなりになる
賢漬け カシヅケ モテモテになる
『変身』
成り 風神成り 雷神成り 世界樹成り
宮 爆破宮
原罪 サクナヒメの原罪
『学校』
牛尾中学校 ホーム
鯨田中学校 ライバル校
井守中学校 ライバル校
『技』
タイラーインパクト
殺魔インパクト タイラーインパクト×殺魔砲
殺魔雷電砲 殺魔インパクト×ライデイン砲
電光石火
疾風迅雷
天衣無縫 電光石火+疾風迅雷
悠々白書
勇者 天衣無縫×悠々白書
『学歴』
空久貴央 新潟経営大学 医学部 主席
サカ神シノブ 新潟経営大学 サッカー部 推薦
平京崩 新潟経営大学 サッカー部 受験
幻野大地 新潟経営大学 サッカー部 受験
サクマヒメ 新潟経営大学 サッカー部 一浪
【コピーペースト 完了】
【西のオフサイド コピーペースト 完全版】
『牛尾中学校 生徒分布』
3-A シノブ 千両 バカボンド 金子 ドロピザ B 羽葉堂 七瀬 神島
2-A 平 聖頑宮 幻野 イガラシ べいちき モジャ子 B サツマヒメ 枷 葉子
1-A サクマヒメ ウラララ‼ 佐々木 ゆいまる B 駄目太 ニセコ 又吉
『牛尾中学校 サッカー部 フォーメーションA』
LFW サカ神シノブ
RFW 平京崩
CLMF サクマヒメ
CRMF 青野葉子
LWMF 千両勘吉
RWMF 幻野大地
CLDF 佐々木貴志
CRDF 駄目駄目太
LWDF 羽葉堂綾乃
RWDF 七瀬虹子
GK1 春麗ウラララ‼
GK2 枷格子牢
GK3 べいちき
GK4 金子正
控え サツマヒメ バカボンド ニセコ モジャ子 神島零 又吉直美 ドロピザ ゆいまる
『牛尾中学校 サッカー部 フォーメーションB』
CFW サツマヒメ
LFW サカ神シノブ
RFW 平京崩
CLMF サクマヒメ
CRMF 青野葉子
LWMF 千両勘吉
RWMF 幻野大地
CDF 佐々木貴志
LDF 羽葉堂綾乃
RDF 七瀬虹子
GK1 春麗ウラララ‼
GK2 枷格子牢
GK3 べいちき
GK4 金子正
控え 駄目駄目太 バカボンド ニセコ モジャ子 神島零 又吉直美 ドロピザ ゆいまる
『牛尾中学校 サッカー部 フォーメーションC』
LFW サツマヒメ
RFW ニセコ
CLMF サクマヒメ
CRMF 青野葉子
LWMF 千両勘吉
RWMF 幻野大地
CLDF 佐々木貴志
CRDF 駄目駄目太
LWDF 羽葉堂綾乃
RWDF 七瀬虹子
GK1 春麗ウラララ‼
GK2 枷格子牢
GK3 べいちき
GK4 金子正
控え サカ神シノブ 平京崩 バカボンド モジャ子 神島零 又吉直美 ドロピザ ゆいまる
『職業』
勇者 シノブ ドリブル
魔王 平 シュート
賢者 サクマヒメ パス
『肩書』
裂風神 サカガミ 風
殺魔姫 サツマヒメ 火
裂魔姫 サクマヒメ 水
裂砂鬼 ササキ 土
『勉強能力』
三大聖女のシノブ、聖頑宮さん、ウラララ‼ の三人は学年トップクラス。
葉子、ニセコは比較的優秀。
平、千両、佐々木、カセロスはやればそこそこできる。
サツマヒメ、サクマヒメ、格子牢、駄目太は全然駄目。
『身長 体重 タイプ』
サカ神シノブ 144 44 覇王・具現化系 自由・自分型
平京崩 166 66 覇王・放出系 自由・自分型
サクマヒメ 133 33 見聞・操作系 自由・自分型
七瀬虹子 155 55 武装・強化系 不自由・世界型
羽葉堂綾乃 148 48 武装・変化系 不自由・世界型
春麗ウラララ‼ 152 52 見聞・強化系 自由・自分型
千両勘吉 177 77 武装・変化系 自由・自分型
佐々木貴志 222 22 見聞・操作系 不自由・世界型
セバスチャン哀空 188 88 武装・具現化系 不自由・自分型
ヴァイオレット 162 62 覇王・強化系 自由・自分型
サツマヒメ 138 38 覇王・放出系 自由・世界型
聖頑宮槍子 158 58 覇王・放出系 自由・世界型
空久貴央 142 42 覇王・放出系 自由・自分型
幻野大地 168 68 覇王・強化系 不自由・世界型
春麗麗悟 185 85 覇王・放出系 自由・自分型
春麗アラララ‼ 146 46 見聞・強化系 不自由・世界型
バカボンド 145 45 覇王・強化系 自由・自分型
ジヌシィ 148 48 武装・放出系 自由・自分型
御供尊 175 75 覇王・強化系 自由・自分型
ベビータ 164 64 覇王・放出系 不自由・世界型
楔宇一 175 75 覇王・操作系 自由・世界型
ナイチン 155 55 覇王・放出系 自由・自分型
案山子乙子 144 44 武装・変化系 不自由・世界型
べいちき 162 94 見聞・操作系 不自由・自分型
神島零 154 32 見聞・具現化系 不自由・自分型
モジャ子 148 48 見聞・変化系 自由・自分型
原京平 168 78 覇王・放出系 自由・世界型
青野龍聖 182 92 武装・放出系 不自由・自分型
羽生進 152 36 見聞・操作系 不自由・世界型
針生十兵衛 190 90 見聞・操作系 自由・自分型
又吉直美 148 48 見聞・変化系 不自由・自分型
駄目駄目太 165 65 武装・操作系 不自由・自分型
青野葉子 152 52 覇王・強化系 自由・世界型
枷格子牢 158 58 武装・強化系 不自由・自分型
カセロス 172 72 武装・放出系 自由・世界型
阿部寛貴 188 88 覇王・操作系 不自由・世界型
ニセコ 142 42 見聞・変化系 不自由・世界型
金子正 152 152 覇王・放出系 自由・世界型
ズリネ田 154 54 見聞・操作系 自由・自分型
フールバスト 168 82 見聞・強化系 不自由・世界型
サーロイン 168 68 覇王・操作系 不自由・世界型
上条踏破 168 68 覇王・特質系 不自由・世界型
ワンサイド 168 44 武装・変化系 不自由・世界型
武藤遊具 152 52 覇王・特質系 不自由・世界型
タフガイ細貝 165 74 武装・強化系 不自由・自分型
江口同人 163 42 武装・操作系 不自由・世界型
真坂真琴 161 61 覇王・放出系 自由・自分型
テリー 165 65 武装・具現化系 不自由・自分型
ハッサン 192 112 武装・強化系 自由・自分型
春麗ココロワ‼ 132 32 見聞・具現化系 不自由・世界型
シノヴ 144 44 覇王・放出系 自由・自分型
ユーハバッハ 170 70 見聞・具現化系 不自由・世界型
グリーンアップル 175 75 覇王・操作系 自由・世界型
ラセラ 145 45 武装・変化系 不自由・自分型
イガラシ 172 72 見聞・強化系 不自由・自分型
絵呂新八 179 79 見聞・操作系 自由・世界型
ドロピザ 173 73 見聞・操作系 不自由・世界型
ゆいまる 153 53 武装・強化系 不自由・自分型
サカ神マナブ 164 64 覇王・特質系 自由・世界型
ハーハラ 148 48 見聞・特質系 自由・世界型
『バストサイズ』
フールバストは爆乳。
聖頑宮さん、ヴァイオレット・エヴァーロッテンマイヤーさん、ナイチンは巨乳。
シノブ、ウラララ‼ 、羽葉堂、七瀬、貴央先生、案山子、モジャ子、又吉、ニセコは貧乳。
サクマヒメは無乳。
『本名』
サクマヒメ→佐久間翔子
サツマヒメ→佐久間翔
バカボンド→坪凡人
ニセコ→蛇喰偽子
べいちき→米吉有無麻呂
モジャ子→百獣王猛者子
『三傑』
原京平 平京崩 牛尾
青野龍聖 無道清流 鯨田
羽生進 針生十兵衛 井守
『三大聖女』
サカ神シノブ 三年 青 神尻
聖頑宮槍子 二年 赤 軟尻
春麗ウラララ‼ 一年 黄 硬尻
『ミラクル野菜』
双茄子 フタナス ふたなりになる
賢漬け カシヅケ モテモテになる
『変身』
成り 風神成り 雷神成り 世界樹成り
宮 爆破宮
原罪 サクナヒメの原罪
『学校』
牛尾中学校 ホーム
鯨田中学校 ライバル校
井守中学校 ライバル校
『技』
タイラーインパクト
殺魔インパクト タイラーインパクト×殺魔砲
殺魔雷電砲 殺魔インパクト×ライデイン砲
電光石火
疾風迅雷
天衣無縫 電光石火+疾風迅雷
悠々白書
勇者 天衣無縫×悠々白書
『学歴』
空久貴央 新潟経営大学 医学部 主席
サカ神シノブ 新潟経営大学 サッカー部 推薦
平京崩 新潟経営大学 サッカー部 受験
幻野大地 新潟経営大学 サッカー部 受験
サクマヒメ 新潟経営大学 サッカー部 一浪
【コピーペースト 完了】
「うわあ、お兄ちゃんの粘液が、身体に、巻き付いて、ねばねばするよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
「ふふふ、貴央の動きを止めてやった。さあて、どういうお仕置きを与えてやろうか」
「や、やめて! トランプをそんなとこに、差し込まないでええええええええええええええええええええええええええ!」
いや、まあネンインパクトをやっているだけだ。マナブがヒソカを使い、貴央先生がゴンを使っている。それぞれのお気に入りキャラのようだ。奇しくも。
「オーラが、オーラが、絶になっちゃううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう‼」
といい、ゴンは逝ってしまった。いや、言ったのは貴央先生だが。
さすがに潘めぐみさんにそんなことは言わせられない。竹内順子さんの時代ではないのだ。
「ああああああああああ、お兄ちゃんにイカされちゃった……初めての快感……」
そう、貴央先生は初めてだったのだ。ネンインパクトをやるのは。
「お兄ちゃん、テク凄いね! 指捌きが神!」
「いやあ、まあ俺ゲームの神様だからねえ」
「え? じゃあ遊戯さんより凄いの、お兄ちゃんって⁉」
「ああ、遊戯はまあ弟子みたいなもんだからね」
「え? じゃあファラオの師匠なの?」
「ああ、罰ゲームのやり方とか教えてやったからね!」
「えー、すごーい! どーんだ、どーんだ!」
「あいつが最初性格悪かった理由知ってる?」
「え? 何か悪い魔物の魂が……」
「いや、俺が第一話の前に闇のゲームで負かしてたんだよ!」
「えー、うそー?」
「そう、だからあいつ友達いなかったんだよ!」
「えー? かわいそー!」
「だから俺が城之内を洗脳して、遊戯と近づけたんだよ」
「え? じゃあ、本田は? 本田は?」
「本田は高橋和希さんが秋本治さんと集英社のパーティで会った際にゲームの話で盛り上がり、こち亀のキャラを高橋和希さんの新連載に出そうという話になって、でもキャラデザとかそのまま使うのは忍びなかった高橋和希さんが、本田という名前だけ拝借したんだ」
「えー、本田すごーい!」
遊戯王大好きです。
特に初期の学園編。
「いやあ、お兄ちゃん可哀想だなあ」
「何がです、シノブさん?」
「いやあ、お兄ちゃんって知識が古いことを除けば私よりずっと賢いのに、あのおばかモードの貴央先生に付き合わされてさあ、本田すごーい! じゃねえよばーか」
「嫉妬ですか?」
「え? は? いやいや、何が? は? 嫉妬とか、意味分かんない! いや、あんなおばかモードの貴央先生に嫉妬とか、ないない」
「貴央先生は純粋で可愛いですからね」
「いやいや、その言い方だと私が捻じ曲がってて可愛くないみたいじゃん!」
「……」
「何か言ってよ!」
幻野くんは楽しそうに笑う。シノブは涙目で、「幻野くん、嫌いかも……」と呟く。シノブは何故か強烈な尿意に襲われ、「ちょっとトイレ」といい席を外す。
「うううううううう、私のお兄ちゃんだったのにいいいいいいいいいいいいい。私だけのお兄ちゃんだったのにいいいいいいいいいいいいいいい。初登場させてみた瞬間これだよ! すぐカップリングさせちゃうんだから、ゾレトさん! 貴央先生も相当の恋愛脳だけど、ゾレトさんも負けないくらいのラバーガールだよおおおおおおおおおお」
ラバーガールの使いどころは全く適当ではないような気がする。ゾレトさんは恋愛脳でカップリング大好きだが。
「何か最近私ってサッカー上手いとか、ドリブル上手いとかそういう描写少なくて、ただのワガママで膀胱が弱い女の子みたいになってない? 最悪だよ、ゾレトさん最悪! 私ってもっと世界の寵愛を一身に受けるような、太陽の子みたいな感じのメインヒロインじゃないの? 今も何故かおしっこしに来たのに踏ん張ってるしさあ! 最悪なんですけど! せめておしっこだけにしといてよ! お♥♥ でたあ♥♥ いやあ、私良い子だから便通めっちゃ良いんだよなあ! 毎日快便! だって私おもらしの神様だもんねえ! いやサッカーか。いやあ、このうんこの形めっちゃ映えるから一応撮っとこ!」
シノブはスマホを取り出し、うんこを撮影
しようとしたら、スマホがなかった。あれ? ポケットに入れなかった?
「あ、そうか! 机の上か! 岡山のごみさんの『ファンタズマ・リリィ』読んでたから!」
ラナとか
アマランサスちゃんとかを推す
意外とエロい
岡山さんエロ同人描いて
苦手なエロの勉強してたから
そこでシノブは反射的にトイレを
流そうとしたところを寸でで踏み止まる。
「あ、危ない危ない! やべえ、神うんこ流しちゃうとこだった! いや、こんな可愛いうんこ、多分七日に一本くらいしか出ないよ……」
そう、ジャンプなのだ。シノブが一番好きな漫画雑誌だ。マガジンやサンデーよりジャンプの方が神感、シノブ感があるからだ。
「待っててねジャンプ、絶対発刊するから。そして多くの読者に感動を届けるから」
ちなみにシノブは今トイレットペーパーで神尻を拭いていない。というか、物理的に拭けない状況なのだ。
何故なら、トイレットペーパーを使用すると、このジャンプを覆い隠してしまうだろう。いや、待てよ。
「そうか、覆い隠せばいいんだ」
そう、どうにかしてこのジャンプを隠匿できないか。まだ誰にも中身を教える訳には行かない。
もうこれがひとつなぎの大秘宝の正体みたいなものなのだから。
「シノブさん、トイレまだですか?」
といい、幻野くんがこんこんと戸を叩く。まずい。幻野くんも尿意か。いや、もしかしたら便意かもしれない。
「幻野くん、どっち⁉」
「いや、質問の意味が分かりません」
「マボロシノ、ウィッチ⁉」
「僕を外国人だと思ってます?」
しまった。幻野くんは英語圏じゃないのか。少し前にサクマヒメと貴央先生が幻野くんの故郷に行ったといっていたから、あの二人がぎりぎり使えそうなのは英語くらいだと思うからと勝手に英語圏の国なんだろうなあと脳内変換してしまっていた。いや待てよ。
「天久鷹央 エロ」
「え⁉」
「天久鷹央 かわいい」
「何で僕の検索履歴を知ってるんですか⁉」
「いや、幻野くん日本語通じるじゃん!」
「当たり前じゃないですか! 逆に僕が英語とか使ってるシーンありました⁉」
「え? 英語知ってるの⁉」
「当たり前じゃないですか! 学校で授業受けてるじゃないですか!」
「え? でも、私の方が英語の点数良いよね?」
シノブにはマウントをやたら取りたがる悪癖がある。悪い子。可愛い。
「いや、今そこでマウント取る意味あります⁉ シノブさんは中一から学んでいたんでしょ⁉ 僕ここに来たの割と最近ですよ⁉ おまけに学年が違いますよ!」
幻野くんは二年、シノブは三年だ。そう、シノブの方が実は一年先輩なのだ。あと幻野くんも比較的優等生だったりする。平がシンジくんなら幻野くんはカヲルくん。
「私先輩だからねえ」
「マウント重ねないで!」
「私副キャプテンだからねえ」
「あれ? そういえば、何でキャプテンじゃないんですか?」
「え? それは」
「ああ、待って下さい、その話長くなりそうなので、早くトイレ明け渡して下さい!」
「大地? 小地?」
「え? ああ、成る程。さっきのそういう意味か! 大地ですよ、大地!」
「幻野くんって大地だったの?」
「どっちの意味ですか⁉ そういう意味ならずっと大地ですけど! 幻野くんとしか呼ばれませんが! たまにボッツで!」
「幻野くん、机の上にスマホあったでしょ? 持ってきてくれる?」
「ええ? 意味が分かりません! 出てから自分で持ってくればいいじゃないですか!」
「いや、事情はあまり言えないんだけど、今ここを出られない理由が私にはある」
「私にはあるって何ちょっと格好つけてんですか! 貴女がやってることはライアーゲームで言うと、感染ゲームの検査室に閉じ籠って他プレイヤーに強制的に使用不可にするアキヤマさんですよ⁉」
「え? じゃあ私が正義じゃん! 幻野くんがヨコヤなんでしょ?」
「いやちょっとガチで勘弁して下さい! 何が目的なんですか! さっきのことで臍曲げたんですか⁉︎ 謝りますから! 言い過ぎました!」
「え? 幻野くんって案外素直なんだね♡ 好きかも……友達になれるかも……♡」
「友達じゃなかったんですか⁉ てか、僕はもう絶縁したい気分になりつつあります!」
「うーん、まあ友達なら良いか。戸開けるから、便器の中見て。あ、流さないでね! うんこちょっと待ってね!」
「ええ⁉︎ 全く意味が分かりませんが、分かりました! そのプランでお願いします!」
シノブは戸を開ける。そして、幻野くんは雪崩れ込むように便器の中を覗き込む。
「ええええええええええええええええええええええええええ⁉ これ、シノブさんが出したんですか⁉ その神尻から⁉」
「えへへ、自信作♡」
「いや、これシノブさんの神尻じゃないと産み出せませんよ! あ、だからか! スマホ持ってきてって!」
「うん、平くんに見せたいんだ~♥♥」
シノブは照れた感じでそういう。可愛い。こういう状況でなければ。
「僕はここ死守するんで、早くスマホ持ってきて下さい!」
「え? いや、私がここ死守するから、幻野くんがスマホ持ってきてよ!」
「鬼ですか! 僕としては最大限の譲歩ってか、もうあまり便器から離れたくないんですが!」
「あ、芸術的すぎて?」
「そう、そういうことです!」
幻野くんはもうどうでもよくなってきている。何か可哀想だ。
「えー? じゃあ良いよ! 友達だしね、幻野くんは!」
シノブは浮世離れしすぎて、少し人の心が分からなくなってきているようだ。
つまり悪気はないのだ。本当に幻野くんを友達だと思っているし、本当に自身のうんこを芸術品だと思っているのだ。
いや、幻野くんのあれへの評価は一応そのままの感想ではあったが。つまりまあ芸術品ではあるのだろう。やはり神尻なのだろう。
「まずい、まずい、幻野くんが漏らしちゃう! 私もよく漏らすから漏らす苦しみはよく分かるんだ! よし、スマホあった! 早く撮影して便器使えるようにしてあげないと!」
「お、シノブ! 観てくれこのリプレイ! いやあ、私のチーが奇跡的にお兄ちゃんのちんこを」
「え? うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ‼ 面白いですねえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ‼」
「お兄ちゃんすぐ私でおっきするからなあ!」
「まあお兄ちゃんってそういうところありますよね! この前私が起こしに行った時も」
「ほう、それは面白い‼」
「いやいや、シノブそれはお前が」
そこでシノブが何か忘れているような気がした。何か凄く大事なことを。
「あ、そうだ、うんこ!」
「おいおいシノブ、またうんこしたくなったのか~? うんこばっかだな、お前! ん? てか、幻野くんもトイレ行ったままってか、どこ行った? コンビニとか行ったのかな? ジャンプか?」
「あ、そうそう、ジャンプだ!」
「あ、やっぱりジャンプか!」
「いや、私が産み出したジャンプです!」
「ほう、読ませてみろ」
「ええ? じゃあ付いてきて下さい」
シノブは貴央先生を連れてトイレに行く。シノブは貴央先生にジャンプを読ませたくて凄くワクワクしている。
しかし、何か懸念要素があったような、少し思考に靄が掛かっているような気がする。そういえば幻野くんってどうしたんだっけなあ、とシノブは思考をぼんやり巡らす。
「いや、お前トイレでジャンプ読んでたのかー? 正直トイレで読む人って衛生的にちょっと。おー、幻野くん。あれ? 幻野くん? 何でトイレで寝てるんだ? いや倒れてるんだ? て、え? え? え? うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ‼ う、嘘だろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお‼ 幻野君がああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ‼ 私の推しがああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ‼」
「あちゃー、遅かったかー。で、貴央先生、便器にねー、便器にねー?」
「お前の仕業か、シノブ⁉」
「そうなんですよ、便器見て下さい‼ 幻野くんの尊い犠牲が報われるというか、すぐにハッピーな気分に」
「ふざけるなあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ‼」
貴央先生はシノブを殴った。力強く。
「いや、何で殴るんですか‼ あ、初登場時のセルフパロディですかー?」
「お前には人の心がないのか⁉」
「え? ありますよ! いや私が神様って言ってるのは、別に人間を完全に辞めた訳ではなく」
「くそ、何がお兄ちゃんだ‼ 私は大馬鹿だ‼ こんな馬鹿な奴らにときめいて、馬鹿曝していたなんてな‼」
「え? は? 何言ってんですか、漏らすのなんて私もしょっちゅうやってますし、そんなガチで怒ることじゃ」
「出て行け‼」
「え? いや、何で、そんなこと、え?」
「前々から思っていたが、お前には人の心が無い‼」
「え? いやだから、私にだって感情はありますし、それにそれ言ったら貴央先生だって私とそんな変わらないじゃないですか! ほら、サクマヒメちゃん虐めた時だって」
「虐め? 虐めだと思っていたのか? 虐めていたのか、お前は」
「え? 言い方違いました? いや、悪戯でもあまり変わらないと思うんですが! 本質的には! 貴央先生は私と一緒で、物事を本質的に捉えるタイプじゃないですか!」
「……。前に私の方が思考力が高いといったが、私がお前よりも人情があること考えると、案外お前の方が神寄りなのかもな。考え方の本質が。達観しすぎている、悪い意味で。いや、初登場時のお前はそんな奴じゃなかった。もっとラブコメのヒロイン然としていた。いつからお前はそうなった? どこで道を踏み外した? たまにお前の考え方、行動は本当に恐ろしくなる時がある。お前は悪魔なのか? まあ、神も悪魔も本質的にはあまり変わらないのかもな」
吐き捨てるように、
見捨てるように、
どうしようもない教え子に貴央先生は
「いや、待って下さい。貴央先生。言い過ぎですよ、僕は大丈夫ですから」
勇者はやはり助ける。シノブが泣きそうな顔をしていたから。すごく悲しそうな。取り返しのつかないことをした、と反省する幼子のように映ったから。
「幻野くん⁉ いや、こんなゴミ女を庇うな‼ こいつは悪魔なんだ‼ 悪魔の子なんだ‼」
「いや、僕の友達ですよ。さっき友達認証してもらいましたから。ねえ? シノブさん」
「え? あ、うん!」
シノブは思わぬ助け船に無意識に
「君はどこまで勇者なんだ‼ どこまで優しいんだ‼ いや、お前もうん! じゃないんだよ‼ 幻野くんの優しさに甘えるな、馬鹿‼ お前は大馬鹿だ‼」
「いやだから、貴央先生。僕のことを思って怒ってくれるのは非常に有難いんですが、シノブさんと僕は友達になったんですって。シノブさんはただ、自分の宝物を守りたかっただけなんです。その天秤が、僕達の価値観と少し違うだけなんです。そして僕にも選択肢はあったんです。でも、僕はシノブさんとの友情を取ったんです。だって、ずっとシノブさんと友達になりたかったから、友達認定された時本当に心が温かくなったから。一瞬便意を忘れるくらい。そして便器の中、覗いてあげて下さい。そこに多分答えがあります。シノブさんへの説教は、まず僕達の友情の証を見届けてからにして下さい」
「いや、幻野くん。君という奴はどこまで。くそ、いいだろう、見てやる。便器開けるぞ」
「は、はい!」
「大丈夫ですよ、シノブさん、きっと」
「え? は? ぷぷ、くくく、あはは、何だよこれええええええええええええええええええええええええええええええええええええ‼ 超ウケるんですけどおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお‼」
貴央先生は笑い転げる。心から爆笑している。それまでのシノブへの悪感情が全て消し飛ぶくらいに。
「幻野くん、やったね!」
「ええ、シノブさん」
「いや、確かにこれを守りたかったのは分かる! 渾身の一作なのは認める! てかシノブの神尻にしか産み出せないし、恐らく週一くらいの周期の、あ、だからジャンプか! 成る程なあ!」
貴央先生はしばらく笑い転げると、ふと我に返る。
「ああ、いや、まあ確かに芸術品だと思うし、ジャンプくらいの価値はあるのかもしれないが、しかし幻野くんを虐めたのは許せないな!」
「いやだから貴央先生」
「ああ、分かってる。友情を取ったんだろ? しかし、シノブ、お前は本当にそれでいいのか? 本当に幻野くんに全く悪いと思わないのか?」
「え? いやだって、私もよく漏らすし。あ、でも、できたら漏らしたくないよなあ。そっか、だからラセラちゃんもあんな悲しそうに」
シノブはラセラの泣き顔を思い出す。いやあ、シノブの思考を追っていると何か怖くなってくる。今まで所謂バニラタイプのヒロインだったからな。
アスナとか毛利蘭みたいな。所謂ヒロイン属性とそれっぽいステータスを与えられただけのキャラクター。元ネタが千夏先輩だからなあ。あの子もバニラ。
「ごめんね、幻野くん。いや、ありがとうね。私達の友情を守ってくれて」
「いえいえ、今日から友達ですから」
「健気‼ 推しがすごく健気‼ おいシノブ‼ 次幻野くん傷つけたらママダンテの刑だからな‼ お前は幻野くんの友達だが、幻野くんは私の推しだし、お前は私の教え子なんだからな! 出来たら私はお前とだって仲良くしたいんだ! お前とは結構話合うしな!」
シノブは一体人の心をどこに忘れてきてしまったのだろうか。サクマヒメの時は本気で号泣していた。幻野くんとはまだ付き合いが浅いから、感情が乗らなかったのだろうか。
しかし、もう友達なのだ。友達は大切にしないとならないのだ。という幼少期のシノブが当たり前に理解していたであろうことをまたシノブは一つ一つ拾い集めていく。
いやあ、怖いなあこのメインヒロイン。ここら辺からシノブというキャラクターを見失う。
「シノブ、お前は幻野くんのズボンとパンツを風呂場で洗え‼ 気持ちを込めてな‼ それが禊だ‼」
「は、はい‼」
「幻野くんはこれに着替えてくれ‼」
「ありがとうございます、貴央先生」
シノブは気持ちを込めて幻野くんのズボンとパンツを洗う。いやあ、友達だもんなあ。ようやく友達になれたんだもんなあ。嬉しいなあ、友達が増えるのは嬉しいなあ。
「いやあ、何か私本当に。あ、いや」
シノブは自身の精神性の変化を感じ取る。考えてみたら、本当に悪魔じみてきているような気もする。しかし、だからこそ思考が研ぎ澄まされ、合理性が増したような気もする。
進化ではあると思う。進んではいると思う。が、進みすぎているような気もする。シノブは加速しすぎているのだろうか。もう先に誰もいないのではないだろうか。しかし、もう止まれない。
全細胞が勝手に加速するように進化してきている。ならばもう行けるとこまで行ったような気がする。ここからは未曾有の領域ゆえ、どうなるかはシノブにすら全く分からないが。
「最近平くんに会ってない気がする。彼に会ったら、何か思い出せるかもしれない。昔の感情を呼び起こせるかもしれない。私が一番最初に会った人」
始まりは夜のグラウンドだった。そこでシノブは全裸で、平は服を着ていて。あの頃は何か眩しかったなあ。初々しいドキドキがあった。
シノブは最近やたら調子が良いような気もするが、同時に以前はあまり感じなかった空虚な感覚を覚えるようになった。
もう何も楽しくないような、息が詰まるような感覚。いや、能力は研ぎ澄まされている感覚はする。が、反面どこか虚しい部分があるというか。
だからか。サクマヒメがいなくなるんじゃないかという気持ちで、胸がやたら苦しくなったのは。いや、そういう感情がまだあるってことは、シノブが人の心を持っていることになるんじゃないか。
「なあんだ、まだ大丈夫じゃん、私。いや、きっと頭が良くなりすぎたんだ。だから見えなかった部分が見えてきたりして、そこから不安や不具合が生じていたんだ。いや、こういう感覚は多分貴央先生なら分かるんじゃないかなあ。後で話してみるか」
まあ多分彼女は本当に不安なのだ
貴央先生くらいにしか相談できない状態なのだ
それくらいのワールドクラスに足を踏み入れつつあるのだ
天才の領域へ…
真の神成りへ…
そして下の回はシノブと平の馴れ初め
二人の初々しさが爆発する西のオフサイドというコンテンツのホームベースとなるエピソード
「おい、最近入ってきたマナブの妹! めちゃくちゃ上手いじゃねえか!」
「まあさすがにマナブには及ばないがな」
「そりゃあそうだろ」
いやあウザいなあ。学生特有の〇〇の妹とかいうカテゴライズウザいなあ。地元の中学校で、兄と一学年しか離れていないから仕方ないことなんだけど。
多分私みたいな妹めちゃくちゃいるんだろうなあ、とシノブは思考する。
マナブは入部当初から圧倒的才能でレギュラーを勝ち取り、二年の時点でキャプテンを任されている破格の天才だ。
そしてその妹のシノブも凄い才能を持っているのだが、現状だとやはりまだまだ兄には及ばない。
「でも私レギュラーに選ばれてるからねえ。これからなんだよ♡ さあて、ドリブル練習しようかなあ⭐︎」
シノブはドリブラーだ。何故ドリブルに固執しているかというと、サッカーで一番テクニカルで神っぽいのはめちゃくちゃドリブルが上手い人ではないか、とシノブは考えているからだ。
いや、めちゃくちゃシュートが強いってのも魅力的だが、何か泥臭くて神っぽくない。やはりドリブルのがクールだろう。時代はドリブルだろう。成神だろう、蜂楽だろう。
「発射ぶーん! シノブちゃん発射ぶーん!」
シノブちゃんはドリブル練習で発射ぶーんだ。
で、まあ時は流れ、春。マナブは三年、シノブは二年に繰り上がり、新入部員を迎え入れる準備をしている。
「胃サギです‼ 天才の領域へ……‼」
「42点」
「リンです‼ 二歩遅えよ……‼」
「38点」
「場楼です‼ 悪役にでもなってやる‼」
「54点」
「俺は平京崩‼ 世界一のストライカーになるのは俺だ‼」
「2点」
「うーん、大した子いないなあ。特に平って子は身体弱そうだから教室で独楽でも回していればいいのに。場楼くんがまあ一番ましだったかな」
「おい、平走って二秒で吐いたぞ‼」
「表彰もんのヘタレ野郎だ、お前は‼」
「二度と部活来んじゃねえぞ‼」
「平って奴、シュートしても十回に一回くらいしかボールに当たらないらしいぜ‼」
「さすがに雑魚すぎんだろ……」
「当たっても十回に一回くらいしか前に飛ばないんだだとよ‼」
「さすがに雑魚すぎんだろ……」
「うわあ、さすがにあそこまで雑魚だと、頑張ってるとか通り越して気持ち悪いなあ。彼は同じ人間なんだろうか。あ、違うか⭐︎ 私は神様だもんねえ♡」
「あれ? 十秒経ってない? まだ平が吐いてないぞ?」
「てか、ぎりぎり歩きながら走ってるぞ!」
「あいつ何があったんだ……?」
「あれ? 平、結構足にボール当たってない?」
「ああ、しかも前に飛んでいるような気がする」
「まあ飛距離は三メートルってとこか……」
「おい、平が一分以上走ってるぞ‼」
「もう別人じゃねえか‼」
「二秒で吐いてた頃の平を返してくれよ‼」
「平、もうほぼ九分九厘足にボールが当たるように⁉」
「精密機械かよ、三橋かよ」
「しかも、十メートルは飛んでないか……?」
シューターとしての片鱗が
「はあ、はあ」
「頑張ってるようだね、平くん♡」
「あ、シノブ先輩」
「まあまだまだのび太くんだけどね⭐︎」
「じゃあシノブ先輩がひみつ道具で俺を世界一のストライカーにして下さいよ」
「え? 君、それって……!」
「え?」
シノブはその言葉をプロポーズだと思ってしまった。
いや、平としてはシノブの話に合わせてふざけただけだったのだが、シノブとしては「つまりドラえもんみたいに一緒に暮らしてほしいってこと⁉ 平くん如きが⁉ 超生意気~! めちゃくちゃ虐めた~い!」とめちゃくちゃ嗜虐的に平を睨む。
しかし、その睨みがその時の平にとっては何か凄く嬉しかった。憧れの先輩に特別視された、ような気分になった。
「……堀尾! 水野! 加藤! 平!」
「え? 俺がレギュラー?」
「いや待って下さい! 平くんより笠原先輩の方がずっと上手いので、平くんはやはり外して笠原先輩をレギュラーに入れた方が賢明です!」
「ああ。まあシノブの言い分も分かるが、平も入部してからずっと頑張ってきたし……」
「いや、そんなつくしみたいな理由でレギュラーに入れないで下さい! 顧問はサッカーを知らないんですか⁉ いや、どうステータス見比べても平くんが笠原先輩に勝ってるとこなんて、せいぜいシュート力だけですよ⁉︎ そのシュートも制球全然駄目で、たまにすっぽ抜けるし! しかも平くんってFWでしょ⁉ 同じラインに平くんみたいな雑魚がいると、私の得点能力が大幅に下がりますよ! つまり絶対に勝てなくなりますよ! いくら私が神様でも!」
しかし、そこでキャプテンでエースのマナブが口を挟む。
「いや、シノブ。俺もこの件に関しては、平を推す。お前は笠原を推すが、笠原はモブ顔だし主人公力がない。俺が漫画家なら笠原主人公のサッカー漫画は描かない。まだ平の方が主人公力高いと思うぞ。シュートが武器ってのも王道だし」
この時点の平を持ち上げるのは難しかった。
「いや、お兄ちゃん~! 嫌なんだよ~! 生理的に嫌なんだよ~! キモいんだよ平くん~! 雑魚だしさあ~! キモい奴が頑張ってもキモいだけなんだよ~! 正直死んでほしいんだよ~!」
いや、まあさすがにシノブは言い過ぎな気がするが、平は少しどきどきしている。恋愛的なときめきを感じている。
いや、憧れの先輩に自分をここまでボロクソに言ってもらえるのは、なかなか嬉しいものだろう。
全く認めていない訳ではないようだし。
「おい、牛尾中の女子部員が試合中に失禁したらしいぞ! 何か髪青い子!」
「ユーチューブに上げてる奴いたよ! 可愛いなこの子! あとエロいな!」
「やべえ、量が思いの外尋常じゃねえ……。2分くらい放出し続けてないか? 逆に膀胱神かよ……!」
「ううううううう、私もうサッカーやめるうううううう。てか、もう学校も行きたくないいいいいいいいい。ずっと家にいたいいいいいいいいいいいい」
「いや、学校は行けよ」
「いやだって、クラスの男子も私を凄い弄ってくるんだよ! 試合中におもらししたおもらしの神様だって! 私本当はサッカーの神様なのにさあ! こんなに可愛いのにさあ! クラスの男子も昨日私で抜いたとかよく意味分からないこと言うしさあ! 私大根じゃないのに!」
まだこの頃のシノブは性知識が乏しい。可愛い。
「まあ、みんなお前が好きだから弄ってるんだろうな」
「え? 男子って好きだと弄るの? あ、だからお兄ちゃんも私をよく弄るんだね♡」
「ああ、まあ、うん。まあ、そういうことだ」
マナブが取り敢えず肯定しておくと、シノブは「えへへー、嬉しいー」と大福のように顔を綻ばせる。妖怪ウォッチにこんな顔のキャラいたな。コマさんだっけ?
「えー、じゃあ、みんな私を大好きってこと⁉ じゃあ私やっぱり神様じゃん! 明日一緒に学校行こ!」
「ああ、いいよ。お前は神様なんだから、堂々としてろよ。何かあったら俺が絶対助けるから」
「うん! お兄ちゃん最強だもんね~!」
「嫌だああああああああああああああああああああああああああああ‼ お兄ちゃん引退しないでえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ‼ お兄ちゃんいなくなるならサッカー部なんか辞めるううううううううううううううううううううううううううううううう‼ だって全然楽しくないもん、サッカーなんて正直‼ 漏らしたら笑われちゃうしさあ!」
「嫌だああああああああああああああああああああああああああああああ‼ お兄ちゃん卒業しないでええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ‼ お兄ちゃんが卒業するなら学校辞めるううううううううううううううううううううううううううううううう‼ だって学校なんて全然楽しくないもん、正直さあ‼ 授業中トイレ行きづらいしさあ!」
「ううううううう、学校も楽しくない、サッカー部も楽しくない。てか、私の居場所がない。何もかも辞めたい。早く高校行きたいよおおおおおおおおおおおおおおおお! 一年長いよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお! 超絶暗黒期だよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお! 何か気づいたら友達いないしさあ! 何で? 私神様じゃないの? みんな私の友達になりたいんじゃないの? もうみんなよく分からないしさあ! 正直名前とかも全然覚えられないし!」
「シノブ先輩、大丈夫ですか?」
絶望の底から希望の光が差し込む。
シノブがカンダタなら平は蜘蛛の糸だ。
シノブがカンダタなら平はオルテガだ。
「え? 平くん……? 平くんは私の友達なの……? 私のこと好きなの……?」
「え? ええと、その、まあ好きです」
この年頃の男子が意中の女子にストレートに告白するのは非常に勇気がいると思うが、まあこういうところが彼がモテるところなのだろう。
世界を救うためなら、バカボンドに全生命力を譲渡するのも大して躊躇せず本当に実行する男だ。
「え? じゃあ、平くんは私の友達なの?」
「え? ああ、はい。友達ですよ」
平は恐らくこの場ではそう答えるのが人間的に正しいような気がした。いやあ、シノブ先輩本当にもう自殺しそうなんだもんなあ。
さすがに悲しすぎるし、勿体なさすぎる。彼女は平にはない凄い才能を沢山持っているのだから。
「えー? じゃあ平くんがキャプテンやってくれる?」
「ええ? いや、さすがに僕じゃ無理ですよ。実力不足にも程がありますって!」
「え? でも平くんは私の友達だし。あ、じゃあ私が副キャプテンやるから♡」
「何でキャプテンやりたくないんですか? シノブ先輩ほど相応しい人は」
「いやだって、何か怖いんだもん……それに何か面倒臭そうなんだもん……平くんがキャプテンのが何か安心するし……」
「えー? でも実は俺二年だしなあ……」
「平くん頑張って私のクラスに転入して!」
「いや、多分それはどれだけ頑張っても」
「頑張って! 私のクラス全然楽しくないんだよ! だって友達いないし、名前も覚えられないしさあ!」
「いやあ、俺も行きたいのは山々なんですけどねえ。まあ、出来る限り一緒にいますから。シノブ先輩が望むなら……」
「うん! ずっと一緒にいて! だってお兄ちゃんなんて、学校にもういないから家でしか会えないしさあ! 休日もお互いサッカー部あったりしてなかなか会えないしさあ!」
「マナブ先輩、元気ですか?」
「うん! 元気元気! 平くんウチに遊びに来てよ! いつでも来てよ! てかたまに泊まっていいよ! お風呂一緒に入ってあげるよ!」
「ええ、最高じゃあないっすかあ……」
「あ、それデンジでしょ! 第一話の奴でしょ!」
「ええ? 知ってんすか、シノブ先輩! いやあ、シノブ先輩もチェンソーマンとか読むんだなあ!」
「え? 私漫画大体読むよ! ドラゴンボールとかワンピース大好きだし! ナルトとかブリーチ大好きだし! 意外とハガレンとかも読むし!」
「おお、めちゃくちゃ詳しいじゃないですか! 今挙がったの俺全部知ってますよ!」
「ええ? じゃあ平くん、TRIBAL12って知ってる?」
「いや、絶妙に知らなそうなタイトル挙げるのやめて下さい!」
「終末のノスフェラトゥって知ってる?」
「勘ですけど多分どっちも短期打ち切りですよね⁉」
「っていうのが、私と平くんの馴れ初めなんだー♥♥」
「成る程、まさかそんなドラマがあったとは……」
前回漏らしたことを代価にフラスコの中の小人と友達になった幻の錬金術師は、フラスコの中の小人の無駄に長い真理を聞き入れ、何とか理解しようとする。
しかし、改めて聞いていると、シノブは全く感情がない、という訳でもないようだ。むしろ感情の塊というか。
「いやあ、平くんってやっぱイケメンですよねえ……」
「お? まさか幻野くん、嫉妬かね?」
「いやいや、平くんに殺魔雷電砲伝授したの僕ですから」
正確には殺魔砲×ライデイン砲=殺魔雷電砲であり、幻野くんはライデイン砲のコツを教えただけなのだが、やけに得意げだ。シノブはむむむ、と何か悔しがっている。
「でも私、平くんにお尻揉まれたことあるもん!」
「いや、今そういう話じゃなかったでしょ! てか、え? どういう経緯で?」
「あ、幻野くんいなかったっけ? ええと、尻利きっていうのやってね」
「えー? めちゃくちゃ楽しそうなことやってたんですねー。うわあ、逃したあ」
「揉んで良いよ?」
「今ですか!」
シノブはお尻を突き出す。幻野くんは有難くそれを揉ませて頂くと、
「うわ! これが噂の神尻の威力か! 何これ、ミスタードーナツの……」
「え? 私ドーナツ好き!」
「ええ、じゃあ後で買ってきます」
「おいおい、幻野くん、君は私のお尻よりシノブなんかのお尻を選ぶのか?」
「え? じゃあ、貴央先生のお尻も突き出して下さい」
「ええ? しょうがないなあ……♡」
「ああ、これはなかなか。いやあやはり肉量が少ない。スマホみたいに無駄がないですねえ」
「ああ、私自身が大分スマートな生き方してるからな! 賢いもんな私!」
貴央先生は突き出した可愛いお尻を引っ込め、身体を伸ばし小さな胸を張る。天久鷹お尻小鳥親父ゲンドウ可愛い。
「貴央先生、おもらしございます」
「いや、それ流行らそうとしてるのか? 一発目は面白かったが、二発になるとやはり大分破壊力落ちるな。あと、せめてもらした朝にやらないと」
「成る程。勉強になります」
「ああ、貴央学だからな!」
「お兄ちゃんがめちゃくちゃ格好良いのに今一つ女の子にモテない理由を教えてあげようか?」
「ああ、いいともやぬ~べ~など知識が平成中期で止まっているから、今の若い子の流行に疎く会話が弾まないから実際話してみたら『えー、何かこの人鬼の手とかタモさんとか言ってんだけど、タモさんマジキモい』ということだろ?」
「そういうことだよ!」
そう、そういうことなのだ。マナブはきちんと自己分析ができるタイプのイケメンなのだ。
「あとねー、あとねー、もう一つあるんだよ!」
「お前の存在だろ?」
「違うもん!」
シノブは存在を否定された気分になって、少し凹んでしまう。と、シノブが存在否定されたところで
「ぴんぽーん」
「あ、遂にあれ来た!」
「お前の下着か?」
「違うもん!」
シノブは遂に届いたあれにうきうきしながら、扉を開けると
「よお、シノブちゃん!」
「た、タクミさん‼」
そう、シノブ待望のタクミさんが届いた。
「帰って!」
「いや、いきなり酷くね? てか、マナブ呼んでくれよ」
「お兄ちゃんにタクミという名前の友達はいないもん!」
「いや、俺死んだの⁉ もしくは契約解除されたの⁉」
「うん、死んだの」
「いや、契約解除の方拾ってせめて!」
「いや、マジキモいから死んでほしいんだよ~!」
「いや、その台詞友達に言っちゃ駄目だよ?」
「タクミさんにしか言わないもん!」
「ええ、何かその台詞だけ拾うと何かどきどきするな!」
「キモいんだよ~! 死んでほしいんだよ~!」
「いや、そういう台詞もシノブちゃんに言われると不思議と嫌じゃないな!」
「うううううううう、言葉が通じない人って何か嫌かも……」
うん、まあ。シノブは言語の通じないモンスターに辟易する。
「お、タクミだったか!」
「お兄ちゃん⁉」
「ようマナブ!」
まずい。この二人が揃ってしまった。滝高校サッカー部の最強のカミナリコンビ。ドリブラーのマナブと司令塔のタクミ。そう、大体振り向くな君はだ。成神と犬童だ。
「上がれよ、タクミ」
「ああ」
「ええ……お兄ちゃあん」
客人を招き入れてしまうマナブにシノブはドン引きする。
「ネトフリ何観る?」
「あ、しまった!」
まずい。ネトフリ権をマナブに取られてしまった。
「ぬ~べ~辺りにしとくか?」
「おお、やっぱぬ~べ~だよな!」
「ええ……」
タクミはぬ~べ~を提案し、それをマナブは快諾する。しかし、ここで何か違和感に気付かないだろうか。
そう、普通令和の高校生がネトフリを観るとして、真っ先にぬ~べ~を選ぶなどということは起こり得ないのだ。マナブのような狂信者以外は。つまりタクミはマナブの趣味に合わせたのだ。
「いやあ、鬼の手はロマンだよなあ!」
「いや、どんだけ好きなのお兄ちゃん」
「いやあ、面白いなあ」
タクミはちゃんと観ているのか? と言いたくなるくらい簡単な感想を送る。
「ねえ、タクミさん。何か用事とかないの?」
「いや、特にないけど」
「家の鍵ちゃんと閉めた?」
「閉めたけど」
「ガスの元栓閉めた?」
「閉めたけど」
「ペットに餌は?」
「あげたけど」
「夏休みの宿題は?」
「出されてから三日くらいで」
「何かむかつく! 何で全部ちゃんとしてるんだよ~!」
シノブは全部ちゃんとしているタクミにむかつく。
「ああ、タクミはしっかり者だからな」
「でも私も割としっかりしてるもんねえ!」
「え? いや、そうか?」
「え? 私はしっかりしてないの⁉」
驚いた。まさかシノブはしっかりしてないのだろうか。
「シノブちゃん副キャプテンだもんね」
「え? まあそうだけど、タクミさんに言われたくないかも⭐︎」
と言いつつ、シノブはどこか嬉し気だ。
「まあタクミさんもお兄ちゃんの友達だから、もう少し家にいていいよ!」
驚いた。何とシノブはタクミを受け入れた。
「いやあ、シノブちゃんは良い子だなあ。ありがとうね」
「え? 私良い子? そう、私良い子だもんね~!」
まずい。シノブが懐柔され始めている。何という懐柔8号だろうか。タクミのデザインは怪獣8号の主人公をイメージして頂けると割と近いかもしれない。
「鬼の手えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ‼」
「あ、お兄ちゃんのテンションが上がってる!」
「いいともおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお‼」
「いや、ぬ~べ~のどこ観てもそうシャウトするようなシーンないけど!」
「マナブ、いいともは終わったんだぞ!」
「いや、さすがに知ってるよ!」
「え、いつ?」
「知らなかった!」
さすがに知ってるものだと思っていたシノブは驚く。
「ああ、嘘嘘。さすがに知ってるって。で、今バイキングだろ?」
「お兄ちゃんの歴史が進んだ‼」
赤ちゃんの歩みを見た感動をシノブは味わった。
この回は少し特殊。
タクミ出したことでマナブのキャラも分かりやすく。
軽くカードキャプターさくらみたいになってきた。
平が小狼くんで。
【西のオフサイド コピーペースト 完全版】
『牛尾中学校 生徒分布』
3-A シノブ 千両 バカボンド 金子 ドロピザ B 羽葉堂 七瀬 神島
2-A 平 聖頑宮 幻野 イガラシ べいちき モジャ子 B サツマヒメ 枷 葉子
1-A サクマヒメ ウラララ‼ 佐々木 ゆいまる B 駄目太 ニセコ 又吉
『牛尾中学校 サッカー部 フォーメーションA』
LFW サカ神シノブ
RFW 平京崩
CLMF サクマヒメ
CRMF 青野葉子
LWMF 千両勘吉
RWMF 幻野大地
CLDF 佐々木貴志
CRDF 駄目駄目太
LWDF 羽葉堂綾乃
RWDF 七瀬虹子
GK1 春麗ウラララ‼
GK2 枷格子牢
GK3 べいちき
GK4 金子正
控え サツマヒメ バカボンド ニセコ モジャ子 神島零 又吉直美 ドロピザ ゆいまる
『牛尾中学校 サッカー部 フォーメーションB』
CFW サツマヒメ
LFW サカ神シノブ
RFW 平京崩
CLMF サクマヒメ
CRMF 青野葉子
LWMF 千両勘吉
RWMF 幻野大地
CDF 佐々木貴志
LDF 羽葉堂綾乃
RDF 七瀬虹子
GK1 春麗ウラララ‼
GK2 枷格子牢
GK3 べいちき
GK4 金子正
控え 駄目駄目太 バカボンド ニセコ モジャ子 神島零 又吉直美 ドロピザ ゆいまる
『牛尾中学校 サッカー部 フォーメーションC』
LFW サツマヒメ
RFW ニセコ
CLMF サクマヒメ
CRMF 青野葉子
LWMF 千両勘吉
RWMF 幻野大地
CLDF 佐々木貴志
CRDF 駄目駄目太
LWDF 羽葉堂綾乃
RWDF 七瀬虹子
GK1 春麗ウラララ‼
GK2 枷格子牢
GK3 べいちき
GK4 金子正
控え サカ神シノブ 平京崩 バカボンド モジャ子 神島零 又吉直美 ドロピザ ゆいまる
『職業』
勇者 シノブ ドリブル
魔王 平 シュート
賢者 サクマヒメ パス
『肩書』
裂風神 サカガミ 風
殺魔姫 サツマヒメ 火
裂魔姫 サクマヒメ 水
裂砂鬼 ササキ 土
『勉強能力』
三大聖女のシノブ、聖頑宮さん、ウラララ‼ の三人は学年トップクラス。
葉子、ニセコは比較的優秀。
平、千両、佐々木、カセロスはやればそこそこできる。
サツマヒメ、サクマヒメ、格子牢、駄目太は全然駄目。
『身長 体重 タイプ』
サカ神シノブ 144 44 覇王・具現化系 自由・自分型
平京崩 166 66 覇王・放出系 自由・自分型
サクマヒメ 133 33 見聞・操作系 自由・自分型
七瀬虹子 155 55 武装・強化系 不自由・世界型
羽葉堂綾乃 148 48 武装・変化系 不自由・世界型
春麗ウラララ‼ 152 52 見聞・強化系 自由・自分型
千両勘吉 177 77 武装・変化系 自由・自分型
佐々木貴志 222 22 見聞・操作系 不自由・世界型
セバスチャン哀空 188 88 武装・具現化系 不自由・自分型
ヴァイオレット 162 62 覇王・強化系 自由・自分型
サツマヒメ 138 38 覇王・放出系 自由・世界型
聖頑宮槍子 158 58 覇王・放出系 自由・世界型
空久貴央 142 42 覇王・放出系 自由・自分型
幻野大地 168 68 覇王・強化系 不自由・世界型
春麗麗悟 185 85 覇王・放出系 自由・自分型
春麗アラララ‼ 146 46 見聞・強化系 不自由・世界型
バカボンド 145 45 覇王・強化系 自由・自分型
ジヌシィ 148 48 武装・放出系 自由・自分型
御供尊 175 75 覇王・強化系 自由・自分型
ベビータ 164 64 覇王・放出系 不自由・世界型
楔宇一 175 75 覇王・操作系 自由・世界型
ナイチン 155 55 覇王・放出系 自由・自分型
案山子乙子 144 44 武装・変化系 不自由・世界型
べいちき 162 94 見聞・操作系 不自由・自分型
神島零 154 32 見聞・具現化系 不自由・自分型
モジャ子 148 48 見聞・変化系 自由・自分型
原京平 168 78 覇王・放出系 自由・世界型
青野龍聖 182 92 武装・放出系 不自由・自分型
羽生進 152 36 見聞・操作系 不自由・世界型
針生十兵衛 190 90 見聞・操作系 自由・自分型
又吉直美 148 48 見聞・変化系 不自由・自分型
駄目駄目太 165 65 武装・操作系 不自由・自分型
青野葉子 152 52 覇王・強化系 自由・世界型
枷格子牢 158 58 武装・強化系 不自由・自分型
カセロス 172 72 武装・放出系 自由・世界型
阿部寛貴 188 88 覇王・操作系 不自由・世界型
ニセコ 142 42 見聞・変化系 不自由・世界型
金子正 152 152 覇王・放出系 自由・世界型
ズリネ田 154 54 見聞・操作系 自由・自分型
フールバスト 168 82 見聞・強化系 不自由・世界型
サーロイン 168 68 覇王・操作系 不自由・世界型
上条踏破 168 68 覇王・特質系 不自由・世界型
ワンサイド 168 44 武装・変化系 不自由・世界型
武藤遊具 152 52 覇王・特質系 不自由・世界型
タフガイ細貝 165 74 武装・強化系 不自由・自分型
江口同人 163 42 武装・操作系 不自由・世界型
真坂真琴 161 61 覇王・放出系 自由・自分型
テリー 165 65 武装・具現化系 不自由・自分型
ハッサン 192 112 武装・強化系 自由・自分型
春麗ココロワ‼ 132 32 見聞・具現化系 不自由・世界型
シノヴ 144 44 覇王・放出系 自由・自分型
ユーハバッハ 170 70 見聞・具現化系 不自由・世界型
グリーンアップル 175 75 覇王・操作系 自由・世界型
ラセラ 145 45 武装・変化系 不自由・自分型
イガラシ 172 72 見聞・強化系 不自由・自分型
絵呂新八 179 79 見聞・操作系 自由・世界型
ドロピザ 173 73 見聞・操作系 不自由・世界型
ゆいまる 153 53 武装・強化系 不自由・自分型
サカ神マナブ 164 64 覇王・特質系 自由・世界型
ハーハラ 148 48 見聞・特質系 自由・世界型
イワ王タクミ 184 84 武装・放出系 不自由・自分型
イワ王ノゾミ 164 64 武装・強化系 不自由・世界型
『バストサイズ』
フールバストは爆乳。
聖頑宮さん、ヴァイオレット・エヴァーロッテンマイヤーさん、ナイチンは巨乳。
シノブ、ウラララ‼ 、羽葉堂、七瀬、貴央先生、案山子、モジャ子、又吉、ニセコは貧乳。
サクマヒメは無乳。
『本名』
サクマヒメ→佐久間翔子
サツマヒメ→佐久間翔
バカボンド→坪凡人
ニセコ→蛇喰偽子
べいちき→米吉有無麻呂
モジャ子→百獣王猛者子
『三傑』
原京平 平京崩 牛尾
青野龍聖 無道清流 鯨田
羽生進 針生十兵衛 井守
『三大聖女』
サカ神シノブ 三年 青 神尻
聖頑宮槍子 二年 赤 軟尻
春麗ウラララ‼ 一年 黄 硬尻
『ミラクル野菜』
双茄子 フタナス ふたなりになる
賢漬け カシヅケ モテモテになる
『変身』
成り 風神成り 雷神成り 世界樹成り
宮 爆破宮
原罪 サクナヒメの原罪
『学校』
牛尾中学校 ホーム
鯨田中学校 ライバル校
井守中学校 ライバル校
『技』
タイラーインパクト
殺魔インパクト タイラーインパクト×殺魔砲
殺魔雷電砲 殺魔インパクト×ライデイン砲
電光石火
疾風迅雷
天衣無縫 電光石火+疾風迅雷
悠々白書
勇者 天衣無縫×悠々白書
『学歴』
空久貴央 新潟経営大学 医学部 主席
サカ神シノブ 新潟経営大学 サッカー部 推薦
平京崩 新潟経営大学 サッカー部 受験
幻野大地 新潟経営大学 サッカー部 受験
サクマヒメ 新潟経営大学 サッカー部 一浪
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