第百六十四部 幻野ファンクラブ〜天空野花嫁の片想い〜
天空野花嫁
幻野大地。南高校時代。二年生に上がりクラス替え。そしてクラスはやはり法則的に
2-A
天空野花嫁は黒板に貼られた席順の紙、そしてそこの自身の隣に並ぶ名前に興奮する。まあ無理もないだろう。何故なら
幻野大地 天空野花嫁 道引もん太
いや、道引くんは全く関係なかった。
そう、隣がなんとドラクエサブタイ繋がり‼︎
しかも6と5で運命を感じざるを得ない‼︎
「何か運命感じますね、この横一列。天空シリーズリーチじゃないですか! 幻野くん、天空野さん、俺で654みたいな! あ、逆のが分かりやすいか! はは!」
いや、ビンゴだろう。
あと幻野大地と天空野花嫁はほぼそのままだが
道引もん太は大分分かりづらくないか?
君のは少しこじつけじゃないか?
まあ彼も優しそうで少し安心したが、それよりも
幻野大地‼︎ イケメン‼︎ クール‼︎ 勇者‼︎
もん太くんは悪いがプロゴルファー猿みたいな顔をしている。まあ愛嬌はあって割と好きだが。マスコットキャラクター的な可愛らしさというか。
私はビアンカみたいな容姿をしている。ゾレトさんがフローラをあまり好きではないのだ。あと飼っている猫はチロルという。
ゲレゲレと呼んでも何故か反応してくれないから、便宜上チロルということにしている。
「天空野さんはペットとか飼ってます? 俺が飼ってる犬トルネコって言うんですよね! 犬じゃないんかーい!」
654
幻野くんは話しかけてもどこか夢の世界。
しかしもん太くんはトルネコのように人の心を掴むのが上手い。ビアンカはトルネコに導かれ
のちの話だが、仲良くなった二人はそのままゴールイン。これは後から知ったことだが、幻野くんには大分年上の彼女がいたらしい。眉唾だが中学時代の恩師だとか。何かCLAMP漫画みたいだよね⭐︎
幻野ファンクラブシリーズ
天空野花嫁の片想いエピソード
GAME OVER