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メキキラピカ

作者:びょく
ニカは現れなかった。朝の明るさは雲に隠されて、時計台はずっと小雨に晒されていた。まるで、透明な針みたいな小雨がかなたの肌に刺さるたび跳ねるような音色が感じられた。かなたはまるで、自分の全身がピアノにでもなった気分だった。雨粒に頬や腕を押されるたびに、かなたは澄んだ音色を肉体で聞いた。腕を振ったりジャンプしたりしてかなたは小雨と遊んだ。かなたの肌が雨を浴びるたびにきれいな音色が肌を貫き骨まで届く。
2024/02/11 19:30
僧侶通信
2024/02/24 19:30
月光の涙
2024/02/25 19:10
炎のピアス
2024/02/27 18:15
カラーパ狩り
2024/02/28 18:17
歯抜けた廃墟
2024/03/03 17:50
産声
2024/03/05 18:25
好き
2024/03/21 17:11
違和感
2024/03/22 17:52
2024/03/23 16:26
怪獣
2024/03/24 16:07
ニカお断り
2024/03/26 17:04
バケツ
2024/03/27 17:19
ペット
2024/03/28 17:43
声の改竄
2024/03/30 14:59
ピエロ
2024/03/31 15:20
サイハ
2024/04/02 17:47
2024/04/03 17:44
水なき川
2024/04/04 18:01
雷鳴
2024/04/05 16:34
草原のたんこぶ
2024/04/06 14:31
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