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男なら一度は最強になりたいと思ったことがあるはずだ。

男なら誰でも一度は最強になりたいと思ったことがあるのではないだろうか?

俺はそうだ。最強になりたかった。だがそう簡単に最強になれるほど世の中簡単じゃない。でも俺は今、実質最強だ。なぜって?それは剣豪、大魔法士、大賢者、獣王のパーティにいるからさ。俺以外が最強イコール俺最強の定義に当て嵌めてもいいと俺は考えている。おっと俺の仲間の剣豪が俺を呼んでいる。

「おい、酒をもっともってこい。全然足んねーぞ!」

はっ!!何かと思えば酒かよ。まあ俺は心が寛大だからこんなこと言われても一切動じない。

「はい〜!!今すぐお持ちします!!」

俺はささっと変えの酒を持っていく。これぞできる男の素早さだ。

「たいっへんっ!!おまたせしましたーーーー!!」

俺はかっこよくなんでもこなす。こんな突然の事態にも冷静に対処したからほれ見ろ!さっきまであんなに機嫌の悪そーにしていた剣豪があんなにご満悦にしている。もう剣豪の手綱を握っていると言っても過言ではない。

「こっちの肉が足りねーぞ雑魚っ!!」

「はあい!!雑魚今すぐお肉取ってきます!!」

ちっ。あいつ獣化とか言うチートなければステーキにして食ってやったのに。っと失礼。少々本音が漏れてしまったか。まあ俺は実質最強なわけで?こんなに怒鳴られたって痛くも痒くもない。ぱぱっとこいつら全員が満足するまで俺はせっせと働いた。そしてパーティーはそこで解散となりそれぞれの宿へ帰宅する。

「じゃあ、明日は9時集合で近くの森で暴れてるモンスター狩りにいくんでよろしく」

「了解致した」

「わかったわ」

「おう」

「はい。わかりました!!7時半にきて皆さんの朝食を準備して待機しております!!」

こうして解散した。それぞれの宿へ帰っていくのだが俺は最近大きなことを発見してしまった。それは!!なんと!!あのクソエロい大魔法士と大賢者が同じ方向に帰っているのだ。俺はこの事件を重く捉えている。それは大賢者の賢者剥奪の可能性だ!!だって賢者がウッフーンなことしたらそれはもう賢者ではないだろーーー!!!いつか俺が大賢者の称号を受け継ぐ時があるかもしれないからまあそれはそれで・・・いいか。


俺はそのまま宿に帰ってきた。今は12時半。俺にプライベートという時間はない。7時半から24時半までの過酷労働。まあ俺以外の人間なら2日も持たねーだろうな。俺は右目の眼帯を外し、今では日課となった暗黒日記を書き明日も早いので寝ることにした。



暗黒日記

魔陰暦666年6月4日

今日も我が右目に宿りし邪神龍の王アルティメットサンダーブラックドラゴンが目覚めることはなかった。一瞬目覚めそうになったが必死に堪える。まだだ、お前は完全無敵になってから出てこい。俺の右目を犠牲にして。明日も早い。もう寝よう。おやすみアルティメットサンダーブラックドラゴン。お前の復活はすぐそこだ。我らで最強の座を手に入れようぞ!!わっはっはっはー。


こうしてザッコル・ブラックの1日が終わる。


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