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永遠に続く仕事は家事

 結婚した当初から共働きだったので、家事は分担していた。だからといって家事が好きかといえばあまりそうではない。自分でも結構頑張っているつもりでも、冷静に考えてみれば7対3の割合で妻の方の負担が多い。これは彼女が大体夕食をつくっていて、その負担が大きいと思っている。

 僕は最近しみじみ思うのだけど、毎日毎日よく夕食をつくれるものだ! と。もし自分が毎日夕食をつくれと言われても三日ももたないような気がする。冷凍食品を電子レンジでチンするとか、インスタントラーメンなんかだと続くと思うが・・・・・・

 だから我が家では食事をつくった人間はそのあとの食器の洗い上げは免除なのである。しかし今は食器洗い機という文明の利器があるので、この作業はかなり楽チンなのだ。

 ところで家事というものはいろいろ種類がある。当然、比較的好きな家事とできればやりたくない家事が存在する。

 たとえば洗濯物を干す作業は結構好きなのだ。天気のよい日に、下着やシャツ、タオル、ズボンなどの衣類を干すという行為はなかなか精神的にも生理的にも気持ちがよい。けれども洗濯物を取り込む作業はどうも好きではない。洗濯物を取り込んだときに洗濯かご一杯に乾いた洗濯物が溢れる状態がなんか嫌! である。(明確な理由はない)そしてその後、それらを畳む作業も好きではないのだ。(畳むことが面倒臭い)だけど洗濯された下着やシャツ、靴下、ハンカチなどを自分の箪笥にしまい込むことは好きです・・・・・・(所定の場所にそれぞれの衣類が納まるのがよい)

 また掃除機をかける作業はなかなか面白い。中程度の吸引力では吸い込めないゴミも強にすればスポッと吸い込まれると快感なのである。だけど部屋には家具やいろんな物が置いてあるので、それらを撤去したり移動させるという作業は面倒臭くてできればやりたくない。だからときどきそれらを移動させずに、空いているスペースだけ掃除機をかけたりする。しかしそういうときに限って妻は「ちゃんと掃除機かけた?」と疑惑の目で僕を見たりする。主婦の勘、あな恐ろしや! 恐ろしや!(僕の住んでる地方では『おっとろしあ』といいます)

 風呂洗いは大体お風呂好きの僕がやるのだが、これもかなり適当である。大き目の風呂洗い用スポンジに風呂洗い用洗剤を染み込ませて、浴槽を洗うだけで済ます。ときどきブラシを使って、水垢で茶色くなっているところをゴシゴシこする。時折、排水溝にたまってある髪の毛、体毛? 猫の毛の塊を処分する。(うちの猫は外出後に必ず足を洗わされ、体を濡れたタオルでゴシゴシされる。猫を拭いた猫用タオルはすすがれるので、猫毛もながされるわけだ)ところでシステムバスは換気を頻繁に行ってもカビてしまうものである。

洗い場の床に黒いカビがぽつぽつと増殖するのだが、僕は時折、湯船に浸かりながらブラシでゴシゴシとこのカビを擦り落としたりしている。こういうときの心境というのは何なのだろうと思うが、よくわからない。湯船に浸かって気分が良くなったためだろうか、それとも僕がキレイ好きだからだろうか、それとも運動不足解消のためだろうか・・・・・・

 いずれにしても家事は奥が深い?


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