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茶色いノート  作者: ふりまじん
100年戦争
93/499

作者、無怖公に混乱す

なんていうか…。面倒くさい話に巻き込まれた。


ええ、ちゃんと話はまとめてから書いてますよ。


まとめる力は、わりとあると思いますよ私。


一万字程度の短編を数作品作ってますから。


今回も、ドビッシーなんて引っ張り出して話を作りましたよ。

結構時間をかけて、モレーの亡霊にリュートを持たせて、これから、ドビッシーの「沈める寺」と言う曲にあるイスの伝説を語ろうと頑張ってましたけどね…。


まるっと、もって行かれましたよ。無怖公・ジャン1世に(´ヘ`;)


いやぁ、なんと言うか、この人、名前だけ中二病とかじゃ無かった。


この公、怖いもの無し。

名前に(たが)わない人物でしたよ。


十字軍とハンガリーが出てきた辺りから、嫌な予感はしたんですよね(-_-;)


プラド3世。ドラキュラのモデルと言われた人物ですが、ふと、思い出したのですよ。で、検索。


まあ、彼とは時代が違いましたが、プラドの父親が所属していた、ゲームやなろうファンタジーでも有名なドラゴン騎士団が浮かんできましたよ。


読者の方には迷惑をかけていますが、現在、私の頭のなかでは、複数の物語と主人公がスタンバっていて、ちょっと、混乱しちゃって、作中作者の蘭子を使って話が進められなくなり、仕方ないので、私が書いているわけで。


早く蘭子に物語を返したいのです。


その為には、神聖ローマ対イングランドの東西対決の設定必要で探していたんですよ。


なんとなく、ゲルマン系の…ヨハネ騎士団かなんかと繋がらないかなぁ…なんて軽く期待して。


ちなみに、ドラキュラの語源は吸血鬼とは関係ありません。


プラドの父が、ドラゴン騎士団に所属していたので、(ドラゴン)の息子と言うことで、ドラキュラと本人が名乗ったのが始まりだそうです。


まあ、それでも、ドラゴン騎士団は1408年に創設したので、無怖公にはあまり関係ないのですが、敵方には関係ありました。


イングランド王、ヘンリー5世。竜騎士団に名前ありました。


しかも、この人、1413年に王になり、落ち着いてきたフランスを再び戦禍(せんか)に引き戻すのです。


ははっ。出来すぎじゃーねえか。


と、笑いたくなりましたよ。竜騎士団対無怖公(最後の十字軍)。胸が躍る東西対決です。


ちなみに、無怖公が参戦したのが、1396年、ハンガリー王であり、神聖ローマ皇帝のジキスムントの組織した十字軍によるニコポリスの戦いです。


この戦いには、神聖ローマ、フランス、ワラキア、イングランド…他沢山のキリスト教の国が参戦し、マルタ騎士団も参加している。

この戦いは、ヨーロッパの負けで終わるが、無怖公・ジャン1世が参戦していたことで、ヨーロッパの殆どの騎士団と関係を、ジャン1世と作り出すことが可能になるわけなのですよ。


なんて、魅力的な設定。

そして、話が混乱する。

1412年、ブルゴーニュとアルマニャックが和解しようとしていたと、前に書いた気がするけれど、ヘンリー5世を探していたら、先にアルマニャックに接近したのは、イングランドの方でした。


史実は分かりませんが、私の無怖公・ジャン1世はブチキレていました。


彼にとって、騎士の、真の男同士の約束は絶対です。

それをイングランドは、さらっと裏切ったように彼は感じています。


表情や行動からは、そうは見えませんが、烈火のごとく怒っています。


「竜騎士団?片腹痛いわ。本物の地獄を知らぬ愚か者がっ。」


と、心の中で呟く無怖公の脳裏に、残酷極まりないオスマントルコの捕虜時代の記憶が蘇ります。


人質の価値の無いと判断された仲間は、呆気なく殺され、命からがら逃げたとしても、本国までは地獄の道のりです。


キリスト教とイスラム教の狭間で、命と信念を天秤にかけながら行き延びた無怖公。


彼にかかると、あんなに強そうに感じたドラゴン騎士団が小さく見えるじゃないですか(;_;)


親の言うままに重婚(ダウト!重婚では無く、二重婚。兄妹が同じ家の兄妹と合同婚をしたようなもの。硬く結婚の同盟を固めただけ。すいませんね)すらやってのける、そんな彼の正義であり、信念は、真の友との約束。


それを平気で破るイングランドに不信感と怒りを感じるのは、仕方のないことです。


で、輪をかけて悪いことに、イングランド、どうもニコポリスの戦いに兵士を殆ど出してないようなのです。

wikipediaで、色々書いてある話が、私の頭の中で無怖公の怒りとなって吹き出してきます。


怖い。


しかし、ジャン1世。本当にこんな怖い人なんだろうか?


よくは分からないけれど、私の話ではこの設定で進むようで、彼にはオスマントルコの捕虜としての極限状態を行き延びた、本物の仲間がいる…設定に。


のちに、彼の息子が羊毛騎士団を創設するわけですが、そこにも影響を残して行くようです。

ああ。羊毛騎士団。現在も存続し、しかも、ビックネームが並ぶ組織なので、触りたくないなぁ(;_;)


なんだか、思った方向から随分とぶっ飛んだストーリー展開になってきたけれど、多分、こっちが正しいんだと思う。



正しいと思うし、これはこれで面白そうな話なんだけれど、「プロバンスの赤いしずく」の話から外れて行く……。


どうなるんだろう?この話。


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