ダ・ヴィンチの偽コード2。
父、ジョーム。もとユダヤ人の血族で、商人で公証人…
こうなると、答えはひとつだ。
金貸…金融業をしていた可能性だ。
当時、ユダヤ人の地位は低く、働ける職種は限られていた…と、私は聞いた。
商人、金貸、その他、あまり好かれる仕事にはつけない。
wikipediaでは、ジョームは、長男のミシェルが生まれた事で、公証人の仕事についたらしい。
なんとなくだけど、父方より、母方の方が裕福そうだし、母方のジャンじいさんも公証人だから、出産を期に、ジャンが、口利きをしたんじゃないかと空想した。
長男の誕生で、妻の実家の家業を生業にするなら、それまでの仕事は、あまりいい仕事ではないと、普通考える。
借金取り…までいかなくても、売掛金の回収が困難な客が相手だったのかもしれない。
そうだとすれば、危険な都会で暮らすよりも、ジャンの庇護のあるサン=レミにいる方が、奥さんは安全だと考えられる。
普通に…つまらない話になってしまった。
私はガッカリしたけれど、それは長くは続かなかった。
なぜなら、私はミシェルがこれから向かうアヴィニョンについて検索をしたからだ。