ジャンヌダルク考少女期2
傭兵と略奪。
100年の戦争を考えるにあたり、この辺りは疑問だった。
物語の傭兵は、雇われてない時期は、村を襲って山賊しながら生計をたててるイメージの話が多いが、それ、なんか違和感がある。
それは、映画やドラマで見ているときは、何も考えてなかったけど、でも、考えてみてほしい。
傭兵は、金で雇っているわけで、雇い主の領主は、その土地を有効活用したくて戦争するわけだ。
それを、村や町を焼き、女、子供を襲い、働き手の若者を殺して家財を奪ったらどうなるだろう?
例えるなら、お金を出して「異世界ムフフ♪すろーらいふ」と言う可愛いエルフさんとスローライフをするゲームソフトを金を出して、人に買いに言って貰ったら、自分より先に雇った奴がパッケージを開けてプレイをし、
初回限定の変更不可のクイーン・エルフの設定までして、変な癖をつけてから渡されるようなものだ。
普通は喧嘩になるだろう?
100年戦争の領主だって、外国の傭兵が建物を破壊し、焼かれ、少女たちがPTSDを引き起こしながら、恨み顔で自分を見るのは嫌に違いない。
出来れば、終戦後、来日したマッカーサーの様に尊敬と憧れの目で見つめられたいのが人情だ。
戦費は、外国からの借金だ。
これだって、利息はついてくる。
戦争で奪った土地は、即座に使える状態が望ましい。
それなのに、傭兵に好き放題なんてさせるだろうか?
特に、女性を襲うシーンを小説などでは描きがちだが、そんな事を大っぴらにやれば恨まれる。
ヨーロッパは、特に、カール大帝が一度統一をし、ほぼ、親戚や婚姻関係があり、王や領主より坊主の方が…正確には神様が一番上となっている。
村民は、団結して、教会を絡めて敵方の領主を応援することだって可能なのだ。
それに、軍隊には、春を売る女性たちが一緒に回っていたのだ。
これらの女性に嫌われると分かって、そこまで強行に少女に暴行をするとは思えないのだ。
彼女たちは、教会と通じていたし、教会はヨーロッパの…世界の教会とネットワークがある。
自分のふるさとがいかに遠いところにあろうとも、 神様と教会は、その罪を知りたもう…のだ。
この状態で、100年も継続して、略奪戦争なんて、どうして書いていいのか分からない。
普通の企業でも、40年続けるのは難しいと言うのに、100年も、地獄絵図を作り、種籾も奪われて、働き手が殺されてるのに、次の年も農作物の収穫なんて出来ようはずがないからだ。
史実と比べて悶々とする読者もいるかもしれないが、これは習作用の伝奇で、日本の戦国時代をモデルに作る話なので、諦めてもらおう。
とは、いえ、日本でも傭兵のように下の地位の兵士は、給料を奪った土地から略奪する事で賄われた、と、私も何かで読んだことがある。
が、しかし、
日本では、奴隷制度ではなく、奉公制度が発達したのだと、何かの本で読んだことがあるのだ。
この本は、随分昔にたまたま図書館で読んで、題名も分からないから、本当かどうかは分からないが、この本の記憶で世界を構築しようと思う。




