蘭子、ジャンヌダルクを語る3
なんか、知らないけれど、旧テンプル騎士団の内乱の設定が整い出した。
朝、寝ぼけてみていたネットの記事のヒントから、いきなり設定が降ってきた…
ここからは、この作品が作者の設定ノートなので、とりあえず、私の記憶だけで勢いよく書いてゆく。
史実に間違いがあるかもしれないから気を付けて。
と、言う事で、テンプル騎士団。
14世紀にフランス王に追われて、各国に逃げる。
色んな伝説があるらしいけど、イギリスに逃げた人たちは、スコットランドのスチュワート家と縁をもって落ち着いたのだそうだ。(スコットランド王ロバート一世に仕えていたらしい。ちょっと怪しい情報だけど。)
で、1334年スコットランド王デイヴィッド2世がフランスに亡命した事で、フランス王とテンプル騎士団の残党も縁を持つことになる。事にしよう。なんだか怪しいがまあ、いい。
ジャンヌダルクの時代にはブルゴーニュ派とアルマニャック派で内戦していた。
で、イギリスではイングランドとアイルランドが対立していて、アイルランドの亡命を受け入れたフランス王は、アルマニャック派なので、イングランドはブルターニュ派の人間と仲良くしていた。
1317年にポルトガルのブルゴーニュ家の人が、テンプル騎士団の財産を主イエス・キリスト騎士団に渡したので、そこに私の謎の組織の人間を入団させることにする。これで「ソロモンの鍵」の謎のワードを手にいれる可能性がでてくる。よく分からないけど、ポルトガルとはいえ、ブルゴーニュの人間なんだから、きっと、ブルゴーニュ派の見方だろうから、彼らはイングランド人と共にノルマンディーに上陸しただろう。
さあ、100年戦争に参加できる。
『スペインとイギリスの戦い…。この場合は、北欧文化とローマの戦いみたいにする方が面白いのかしら?』
蘭子は私に話しかける。
ジャンの話が始まったので、これは蘭子の夢の中だ。
しかし、古代ローマ文化系騎士団残党と北欧系騎士団残党の戦いって、面倒くさいことを盛り込みまくるなぁ…
この場合、古代ローマ文化騎士団残党とケルト系騎士団残党の内乱もアリだけれど。
なんだか、話が壮大すぎて、おかしな方向に流れてきている。
話的には面白そうだけど、これ、昭和の少女漫画になるんだろうか。
心配だけど、仕方ない。蘭子さんの茶色いノートには、そんな話が入るのだ。
彼女は語り出す。
100年ごとの17年に、何かがおこるのよね?
それは、多分、不吉なことで、1417年には、ノルマンディーにイングランド軍の傭兵に混じって彼らが上陸してくるわ。
その少し前、1412年、ジャンヌダルクが誕生するわ。
1415年、ジル・ド・レの両親は不慮の死を迎えているの。
因みに、彼の領地ブルターニュは、ノルマンディーのすぐ近く。
史実では、たいした意味がなくても、伝奇なら創造力を書き立てられるわね。
ジルは1417年と1419年に領地拡大のために2度婚約、2度とも婚約者が死亡しているわ。
結婚を領地拡大の手段に使う祖父。
婚約者の死も、色々きな臭いわね。
1417年。ノルマンディーにイングランド人が上陸した年。
色々空想できるでしょ?
はい、蘭子さん。貴女の発想はビックリです。
色々調べ直し、頭がますます混乱してます。
ブルゴーニュとブルターニュを私が間違えて理解してないか、混乱してますが、(ブルゴーニュのジャンとブルターニュ公のジャンがいる。)1417年のイングランド人のノルマンディー上陸から、戦局が変わるのですね…
この辺りで、ブルゴーニュ派とアルマニャック派は、イングランド人を敵としてまとまろうとしているようなのですよ。
1412年。奇しくもジャンヌが生まれた年(なんだか出来すぎな気もする。)
ここで、なんで田舎娘のジャンヌダルクが、いきなりフランスとイングランドに敵味方を分けて戦いだしたか、少しつかんだ気がする。
で、ノルマンディー上陸から、驚異が増したような気がするから、やはり、イングランド人と上陸してきた兵士に混じって、何か、禍々しいモノを登場させても良い感じがする。
今まで、フランスの内乱だと書いてきたけれど、ジャンヌダルクの誕生した辺りから、100年戦争の性質が変わってくるのかもしれない。
なんだろう?面白いけど、私の希望から違う方向に流されている気がする。
でも、方向は間違ってない気もする。