1430
さて、可愛いミシェルとは、しばらくお別れして、ぐっと時代を遡り、1530年のフランス…というか、セーヌ川にたたずむことにした。
フランス王、思ったより好戦的だ。
十字軍を指揮し
バチカンとテンプル騎士団を敵にまわし、
なんだよ!イングランドとは100年戦争だって…
まあ、そのせいか知らないが、シャルル6世は、精神錯乱したらしいが…(しっかし、シャルル多すぎだよ…訳がわからなくなる。)
とにかく、この辺りをまとめないと、話が進まない。
この辺りを整理すると、多分、今まで考えてもみなかった「魔女への鉄槌」の物語に出会える予感がする。
と、言うのも、100年戦争とジャンヌダルクを調べると、おかしな点が少からず登場するのだ。
私は、何度かルネサンスと現在のヨーロッパの地図の違いを書いているけど…
まさか、フランス領がこんな複雑だとは考えなかった…
大陸にもイングランドの土地があり、フランスのブルゴーニュ派は、彼らの見方だ。
それほど文化にも違いが無さそうだし、ジャンヌダルクの
「フランスを取り戻す!」
みたいなシュプレキコールは、嘘臭い。
考えれば、ジャンヌダルクは、それほど有名でもなかったのに、ナポレオンがプロデュースして、人気者に押し出したとか聞いたことあるし、
太平洋戦争後は、女性の社会進出の先方者のように扱われていた。
でも、ジャンヌは、女性とか、気にしてなかったように見える。
今考えると、その当時の思想に合わせて、彼女のキャラは変わっている気がする。
と、するなら、彼女が生きていた15世紀にも、彼女のイメージを操作して利用した人間がいる気がする。
天使が使わした聖女。
これが欲しかったのは、母イザボーに、不義の子供と捨てられたシャルル7世と、その仲間たちだ。
果たして、田舎の少女を聖女に化かして、利用して棄てたのは誰なのか?
少し、気になってきた。
まあ、ジャンヌダルクは、フランスの人気の英雄なので、彼女を陥れる役なんて、ブルゴーニュのジャン意外は、例え、なろうのふざけた記事でも書かれたくないだろうから、ここは、悪魔にその役をしてもらうことにしよう。
しかし、この話、肝は
×ジャンヌダルクは聖女か?
ではなく
○イザボーは、不貞をはたらいたのか?
なんだと思う。
実際、シャルル7世は、誰の子なんだろう?
これが一番の問題だ。
現在のようにDNA検査が無い時代、証言が有効になる。
このあたりをさらうと、何が出てくるのだろう?
気になることは沢山ある。
しかし、100年戦争までさらいだして、私は、本当にこの話を終わらせられるのかな…
少し、心配になりだした。