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茶色いノート  作者: ふりまじん
ダ・ヴィンチの偽コード
47/499

エタリ・ポイント8

はぁ…落ち着いたわ…



今回は、辛かったわ。


それは、母方のジャン爺さんのトンデモ話は警戒していたけれど、

父方のピエール爺さんはノーマークだったから。


まさかの相場師。正確には穀物商人だけど、穀物で儲けていたのは確かだわ。

今まで、謎だったなんで、歴書(アルマナック)なんて晩年に医師のノストラダムスが書いて、ベストセラーになったのか、納得できた。


穀物は、植物だから収穫期を予想して取引をされる。この時代については、これから調べないといけないけれど(;_;)多分、それほど変わらないと思う。


穀物で儲けるには、豊作の所から安く仕入れて、不作の土地に高く売り付ける。


もしくは、未来の飢饉に対して備蓄をし、そのときが来たら、高く売り付けるのだ。

消費者は食料品だから、買うしかない。

例え、借金をしても。


上手く立ち回れば、莫大な富が得られるが、未来の予測を間違えれば、巨額の損失が出る。


まさに、未来予知の能力が試されるわけだ。


信頼できる資料も少なく、知ったところで特に役にたちそうもないカバラより、

沢山の実例があり、地理や天候、歴史について豊富に学べる相場師の話の方が書きやすそうだが、面白いかは分からない。


それに、こんな爺さんの影響を受けたら、ノートルダム一家も考え方がとても現実的で、大胆な性格な気がする。


ピエールの息子で、より影響を受けたであろうジョームが、サンレミのお嬢様のハートをゲットして、マスオさん状態なのをみても、ジャンプヒーローの父のような破天荒感がある。


はじめから、この設定で作るなら、ジャンプヒーローのような、快活で前向きなリーダーキャラにしていたかもしれない。


が、コメディからの私の強引な話の変更で、キャラクターの性格が合わない気がする。


しかし、今からキャラを別人にする!?


これが今回の混乱の元だった。


今まで積んできたキャラクターに愛着もあるし、脇役はそのキャラクターに合わせて考えていたから、ほのぼの系のキャラから、急に快活な冒険向けのキャラに変わるのは、全体に影響が走るのだ。

ゲームでもそうだと思うけど、選択したキャラが勇者なら、集まる敵も見方も喧嘩が好きだったり、体力のありそうな奴だろうし、

魔術師なら、老師とか、賢者みたいなアカデミックな雰囲気のある人間によく出会う。

ほのぼのが、眼鏡君くらなら、それほどでもないけど、ノートルダム一族、三代ぶちぬきで破天荒なキャラに今更なられても、私は対応できない。


もう、脇は結構固まっているのだから。


まあ、それでも、まだ、本編が始まってないから、作りようがあるんだが、


だが、しかし…


設定を作品として投稿したのが、今度は問題になる。


私の場合は、今の高校生が好んで読みたくなるような、ラノベの類いは作れないと思う。

だから、中学より下の世代を読者に狙った。


幸い、なろうも初めてで、へんな話を書いたりしていないし、やるなら、履歴が汚れる前の今しかない。と言うのもある。


その為には、まずは親の世代に認められる事も必要だけど、子供に嫌われたら本末転倒だ。


この設定は、すでに数ヵ月、この場にさらされて、私のミシェルは、ほのぼの決定である。


確かに、奈美や他の脇キャラと関わりながら成長できるとしても、

ドカベンが、翼くんにはなれない。


それをすることは、親の希望と違うから、子供の個性を消してしまうようなものだ。


ブックマークのたんぽぽさんもまだ、飛んでいってないし、つまり、まだ、読んでくれる意志があるのだろうから、それは出来ない。


でも、それは、主人公のミシェルが相当負担がかかると言うことだ。


出来上がり始める新しい設定のなかで、ピエールは狡猾で底の知れない男の印象を吸収してくるし、


父のジョームが15才。まさに今のミシェルの年に父親ピエールを亡くしているので、不穏な動きを見せる北欧の状態を見ていれば、ミシェルに早く自分の仕事をついでほしいはずなのだ。


自分が不慮(ふりょ)の死を迎えた場合に備えて、色々仕掛けをしていると思う。


ほのぼの三話のコメディが作れない私は、この時点で、ジョームと神聖ローマ帝国のカール5世から家族を守る闘いをしなくてはならないのだ。


もう、どうすれば…


泣きたくなるほどの緊迫感を、私はジョームと共有している。


だから、今のキャラのミシェルには、これからの展開は辛いものになると思うし、歴書(アルマナック)や諸世紀を書くのは確定しているから、どこで切れるにしても、それを書ける人物にしないと困る。


混乱しないわけがないのだ。


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