エタリ・ポイント5
がっ。世の中には仏様のような人もいるもので、
この、エッセイジャンルでは、世知辛そうに語られる、この「なろう」の世界にも仏様のように、私のような困惑する人間を、完結に向けて応援してくれる人もいる。
色んな人の善意に触れながら、嬉しいけれど、敵前逃亡が許されなくなった私は、仕方がないから現状を作品にする事にした。
もう、皆で終わりを考えよう。
みたいな感じになってしまったが、これはわりと上手く気持ちを持ち上げることが出来た。
この時点で、初めの設定の、実はミシェルは偉い予言者ではなく、天然のお馬鹿キャラで、学費を遊びに使い、商人で船乗りのパパに鉄拳制裁される…と、いうコメディ話で考えていた。
ミシェルは、アヴィニョン大学に在籍していると言われているが、この辺りは詳しい資料がないらしく、そして、学生生活半ばで、ペストや諸事情で途中で放浪の旅に出るのだ。
この旅の前夜のエピソードを適当に書いて、終わりにしようとしたのだ。
2000文字の3回の連載予定。問題なく作れると思いましたよ。
そ、それが、父親がアヴィニョンで働いていたことから、一気に崩れてしまう。
なぜなら、父親がアヴィニョンにいるなら、同居出来るし、監視もされるから、この話は無理があります。
その上、ネット・サーフィンをしている内に、ダ・ヴィンチの話に乗り上げて、
ダ・ヴィンチコードやら、
テンプル騎士団の話に取り囲まれ、
今まで外国の街くらいの認識しかなかったアヴィニョンが、テンプル騎士団と、シトー修道会、カタリ派の怪しい話と共に、オカルト展開の話が頭を回りました。
カタリ派には、ユダヤ人や外国人も多くいた。
なんて不確かな記憶が、村長の都市伝説のように頭の中に甦ってもきました。
ジプシー娘と騎士の登場するオカルト犯罪ものを軽く考えました。
これは、隠密みたいな騎士が登場し、青髭の話をベースにジプシー少女が危機に陥る話で枠をつくましたが、初めのパーティシーンで、改宗キリスト教徒のノートルダム家が名士を呼ぶのもなんだか違和感があるので、設定を変更することに。
それでも、1519年に、ダ・ヴィンチが亡くなることや、カタリ派の話を思い出しながら、私は、ジョーム隠密説に傾倒しました。
もう、なんだかわからないけど、それでも、15才のミシェルは可愛かったし、ジプシー娘のエスメラルダとの会話を考えるのは楽しかったし、文章を使ったトリックとエピソードを必死で考えました。
この辺りは、奈美の喫茶店での話なので、どこかの話からトリックを引用しても、ネタ元を会話に入れ込んでしまえば、問題ないと思いました。
信じてもらえないかもしれませんが…
そこそこ出来ていたんですよ…。その話。
でも、動画サイトで音楽なんて聞きながら、書いていたのがまずかった…
あれは、おすすめ機能があって、オススメされちゃったんですよ…
ダ・ヴィンチコードの嘘について( ̄◇ ̄;)
なんか、捏造らしいです。
秘密結社の話…
どっひゃー
と、ベタに頭が爆発しましたよ。
ダ・ヴィンチコードの映画もみたし、当時本読んで、現在手元になかったので、古本まで買いましたから。
みんな、崩れましたよ。もう、なんでもよくなってきましたよ…
で、そんな時にあの「大予言」とめぐりあい、風邪でうなされ、昔の話を思いだし、なんだか、書いてる私の方が、オカルトになってきましたよ。
望んでも手に入らなかった本が、破格で手に入り、知りたくもない事実を
「あなたへのオススメ」
で、知ることになった私。
でも、先の展望はみえず、混乱ばかりで、とうとう更新してもPvが2。
あれ、つまらない連載が長くなると、本当に見てくれなくなるんですね…。
検索でも引っ掛からなくなるらしく、Pv0が幻ではないことを感じました。
まあ、それでも、また、気持ちをあげてもらい、修正することが出来ました。
出来たと思いましたよ。
しかし、それは間違いでした。
更に話は複雑になり、脇役が増え、プロバンスの話は、イタリアに飛び火。
エタりのエピソードを書いていた「ダ・ヴィンチの偽コード」は、意外な方向に進み、そこで、ミラノの話をしている内に、自分の無知を実感しました。
このままでは、ルネサンスのヨーロッパの地理を説明できません。
実際、私もわかりません。
仕方がないから、作中のマルコと史実にはない川のコンドッティエーレを組織し、急遽ヨーロッパの地理を総ざらいすることにしました。
ついでに、ミシェルのキャラを強化することした私は、一周回って、またしても…
またしても、父ジョームにぶち当たりました。
はい、最近です。
ソースはwikipediaです。
ジョームについての記事はあまり長くはありませんが、毎回読むと違った発見が出来るのです。
今回は、ヨーロッパの川と都市を、父ジョームの目線で追うことにしました。
未成年の田舎暮らしのミシェルより、戦争が近づくヨーロッパのアヴィニョンにいるジョームの目線の方が、緊迫した世界が見えると考えたのです。
改宗キリスト教徒で、先祖がユダヤ人のノートルダム一家は、多分、リスクを分散して、川の都市を中心に資産を運用しているに違いありません。
川をたどりながら、彼が亡命地に選んだ都市を考えることにしたのです。
ここまで、結構私、まともに設定してますよね?
私は、そう考えてましたよ。
でも…
見つけてしまったんですよ。
ジョームの記事に…
ミシェルのジーさんのピエールが、穀物を扱う傍ら、金融業をしていた…という記事を。