諸世紀5
盛り上がるのはいいが、とりあえず、自分の短編を…「ノストラダムスをしってるかい」を何とかしなければ。
しかし、こんな題名にしたけど、知らなかったのは私の方だった…
諸世紀に天使の名前を探すべく、私は久しぶりにこの本を開いた。
なんでこんなになるんだろう?
今ごろは、かわいいミシェルと天使の話をしているはずだったのに…
途中で諸世紀と自分の黒歴史を語ることになるなんて…
しかも、これで5話めだ。
やはり、連載枠を増やすしかないか…
嫌な予感しかしないが、仕方ない。
本を読みながら、私はほろ苦く内容を見つめていた。
こんなに枠を使い、変な話を放出しながら、どうしたもんかと、考えていたが、なんの、知識のスキルが少しばかり上がっていた。
この諸世紀の訳詞のドイツに、ケチをつけるくらいには。
そう、ノストラダムスの時代にドイツなんて国はない。
この「ノストラダムス大予言 原典ー諸世紀ー」byたま出版の裏表紙にだって、ちゃんと地図がついてるじゃないか。
現在のドイツの所在地にあるのは、当時は神聖ローマ帝国であると。
まあ、これ、聞いたところで昭和の人間には混乱するだけなんだが。
確かに、私も、学生時代に教わった。
神聖ローマ帝国。
でも、親世代は戦争を引きずっていたし、
60年代のハリウッド映画にみんな魅了されていたのだ。
ローマと言えば、愛らしいお転婆のお姫様を好演したヘップバーンの 「ローマの休日」
そして、「ベンハー」「クレオパトラ」などのきらびやかな西洋の時代劇と共に、ローマ=イタリアを刷り込まれていたのだ。
そして、世界大戦を引きずる親世代にとって、ドイツはヒトラーとともに、Uボートや戦車と語られる近代的で軍色の強いイメージが定着していた。
いきなり、ドイツが神聖ローマ帝国なんて聞かされても、混乱するだけだ。
勿論、私も混乱していた。
ああ、先生。先生の話は覚えていますよ。
面倒くさそうに、三国同盟の話をしながら、
「ドイツは、自国の事の他にローマ皇帝を選出しなければいけなかったから、近代化がおくれたんだ。」
と、教えてくださいました…
その話を聞きながら、私の頭の中では、クレオパトラで登場するような、古代のローマの衣装を身につけた西洋のナイスガイが赤いマントで凱旋し、理解力を低下させていたのです。
そんな私ですが、「なろう」でおかしなダ・ヴィンチの「最期の晩餐」製作物語を書いてみて、ようやく理解が出来てきましたよ。
そう、16世紀には、ドイツは無いし、イタリアなんて国もない。
商人の共和国がより集まるイタリアに、私の物語ではもうすぐ攻めてくるのですから、ローマ皇帝が!
少し頼り無さそうなコンドッティエーレのマルコと、なんかミラノを守ることになり、なんとなく、当時の地理が理解できてきましたよ。
ちょっぴり
いまだに、カール五世をカール四世と書き間違えて、面倒くさいなと考えながら、ですが。
と、まあ、なろうをやっていても、学校の授業より理解力が上がることもある。
おっと、脱線した。
諸世紀について、書いていたんだ。
私は、この本を読みながら、昔とは少し違うし視点でもう一度詩を読み返し、恐ろしいことに気がついたのだ。
私の頭は、ご、五島勉に浸食されている(○_○
そう、一章を探しても、そこにはギリシアの神々なんて居やしない。
ポセイドンと、三ツ又の超科学兵器の話なんて、ノストラダムスが考え付くわけは無いのだ。
あれ?本当に五島先生の本の話か?
超科学兵器なんて。漫画の話かな?
書きながら混乱する、怪しい知識と共に、もう少し丁寧に、自分のノストラダムスを作り込む必要性を感じた。
やはり、ここは別枠を作るしかない。