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茶色いノート  作者: ふりまじん
魔法の呪文
393/499

ディナー5

舞台のグランドピアノの前に座り、私は演奏を始めました。

曲は『黄金狂時代』チャップリンの同名の映画の曲で、チャップリンが作曲しました。

私が演奏する奥のスクリーンでチャップリンの食事シーンが流れています。


映画『黄金狂時代』は、1925年リリースの白黒映画で、ゴールドラッシュにわくアラスカを舞台に繰り広げられる物語です。


冬の山を舞台に、飢えに苦しむ男たちの様子がコミカルに描かれて行きます。

この映画には、有名な食事のシーンが登場します。

それは、チャップリンの演じる金鉱探しの男が、あまりの空腹に自らの靴を煮て食べるシーンです。


この映画のためでしょうか、時に、年配の男性は食べられる靴の話をしていました。


『フェラガモの靴は食べられる』


これは、現在、通用するかはわかりませんが、靴の革を食べるためには、加工方法が重要です。


人体に有害なクロム加工をしたものは食べられません。

タンニン加工をした革は食べても問題は少ないようですが、土の道を何年も歩き、汗を吸い込んだ革靴なんて、加工はどうあれ、食中毒の可能性がありそうです。

チャップリンは、もちろん、靴に似せたフェイクの靴を食べましたが、撮影中、下痢に悩まされたとか…



歴史と食事…


これも、調べると、想像も出来ないような物語が、まだまだ発見出来そうですが。


まあ、今は、『黄金狂時代』のBGMを演奏するのに集中しましょう。


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