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茶色いノート  作者: ふりまじん
ダ・ヴィンチの偽コード
34/499

現状

2章にしてみた。


別にしなくてもいいんだが練習だ。


話は複雑になるし、結末は益々わからなくなってきたけど、なんだか面白くはなってきた。


昭和風味の冒険活劇をつくるなら、基本はそれほど変わらない。




悪者に追われる可憐な少女


彼女を助ける勇敢(ゆうかん)な少年。


二人を助ける中堅のヒーロー


世界を巻き込む陰謀


アクション


アクション!


問題の意外な真実。


少女の最後の決断。


感動的なラスト。



単純だ。が、これを現在の登場人物で動かすとなると、一筋縄ではいかない。


存在感が無さすぎて、すっかりノーマークだったが、私のノストラダムスは、おっとりさんだ。


ついでに、色気(おんな)より食い気の少年で…

気が利かない。



これで、アヴィニョンの町にヒロインを走らせてみる。

追いかける悪漢…


必死に逃げる少女は、ノストラダムスにぶつかり、思わず綺麗な瞳に涙を浮かべて助けを懇願する。


「お願いです。悪い人たちに追われているのです。助けて…」


ひばりのような張りのあるかわいい声に…昭和の主人公の眼鏡君なら、

「ついてきて…」

と、手を引いて一緒に逃げてくれる。


がぁ。


剛をモデルに作られた、推定中三のミシェルは、ぶつかった事に混乱して、状況が把握できてない。


「えっ?」


「あっ。」

「なに?お、おれ?」


と、この調子で首だけキョロキョロと動かすのみだ。


助けてくれと懇願しても

「面倒くさいから、嫌だ。」


と、言い出す始末だ。


まあ、仕方ない。


コイツは、コメディ要員なんだ。


でも、ヒロインを助けるのを面倒くさがられたら、ヒロインが、このミシェルを言いくるめなければいけなくなる。


剛を使う奈美のように、ロールケーキをちらつかせたり…


ああ、嫌だ。


そんな、食べ物でミシェルを口車にのせるような、そんなコズルイ性格のヒロインなんて…


と、まあ、こんな感じで、ミシェルの性格はなんとかしないと、話が全体的におかしくなる。


と、言うわけで、なんとかミシェルを育成しないといけなくなった訳だ。


なんだか、小説と言うより、ゲームでもしているようだが仕方ない。


ついでに、ヨーロッパの歴史と地理も軽くつめないと。


普通は本編で始めれば良いわけだが、現代の奈美の周りが微妙に決まらないので動かせない。


登場させる気は無いけれど、それでも、蘭子に張り付いていた怪物が、頭の中で叫ぶのだ。



蘭子の死因は何か?と。

確かに、若く亡くなった蘭子の死因は決めてない。

ついでに、90年代の話だ。


銀行や老舗の企業がつぶれたり、バブルがはじけたり、色々あったのだ。


ホステスなら…何かの事件に巻き込まれた可能性は無いとは言えない。


何があったのか…


そんなことを考えると、なかなか進める気持ちになれない。


この怪物は、500年前のクラーメルと対で頭の中を動くから、へたに動かすと、本当に修正がきかなくなりそうだ。


しかし、バブル景気とか

銀行倒産


宗教問題…


不思議と現代とルネサンスは似ているところがある。


しかし、短編だったはずなんだけれどなぁ…


プロバンスの話を作っていたのに…


イタリア辺りを調べている自分に気がついて、なんだか戸惑ってしまう。


話は全く進まないけど、つんだ訳でもないから、行き着くところまでいってみるか。


とりあえず、2章からは、ミシェルのレベルアップを奈美に頼むことにする。

私が書いても…奈美に変えられてしまうから二度手間だし。


さて、どうなるやら。


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